トイレのドア、触りにくい…。
って感じますよね? しっかり手を洗っているとはいえ、やはり公共のしかもそれがトイレともなると、なんとなく感じる抵抗感。ご時世柄、みんな手洗いは気をつけているとは思うから触っても大丈夫だとは思うんです。それでも、なんとなく…。ほら、なんとなく…。
このなんとなく…な不安を和らげる発明が、ANAが順次導入を発表した新型の機内トイレドア。こちらハンズフリー仕様のドアなんです。

ドアロックのつまみを大型化して肘や手首を使って操作可能に。ハンドル部も大きな引っ掛かり構造にして肘で押して開けるような改良が施されています。
身体の一部が触れることに変わりませんが、もっとも汚れやすくあちこち触る手を使わずに。ってなるとたしかに安心感ありますよね。
え?足で開ければいいんじゃない?とか思うかもしれませんね。うん、僕も最初そう思った! でも、機内の構造上体制が不安定になるといった安全上の課題があり、肘で開ける方式が採用されたとのこと。このあたりは開発の経緯がまとめられたストーリーが読み物として面白いので、ぜひどうぞ。
この新型ドア、5月1日よりANA国内線機材に順次導入されていくとのことで、もし今後ANAの機内トイレに入ることがあったらドアノブチェックしてみてください。手ではなく、肘です。