ソニーのカメラのラインナップがミラーレスだけになった(ただしアメリカで)

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ソニーのカメラのラインナップがミラーレスだけになった(ただしアメリカで)
Image: ソニー


いずれそうなるとは思っていた。

フルサイズミラーレス一眼市場ですでにトップを走り続けているソニー、ついに数少ないデジタル一眼レフカメラの生産を完了することを決定したようです。

ソニーのサイトからAマウントカメラが消滅

最初にSonyAlphaRumors.comが報じたように、ソニーは、a99 IIとa77 IIを含むすべてのAマウントカメラをウェブサイトから削除(ただし日本の販売サイトにはまだあります)。アメリカの写真映像機器販売サイトのB&H Photo Videoのような小売サイトにも「在庫切れ」と表記されています。

Aマウントカメラの画期的な技術も今はもう昔

ソニーの旧Aマウントデジタル一眼レフカメラは、技術的にはDSLTでした。従来の一眼レフカメラは、メインミラーからカメラ上部の光学ファインダーに光を導き被写体を捉えますが、ソニーは特殊なペリクルミラーを採用し、入射光の一部を位相差センサーに当て、残りはミラーを通過して従来のイメージセンサーに当てるというものでした。ソニーはこの仕組みを「SLT」(Single-Lens Translucent)と呼び、動画撮影時やライブビュー時にリアルタイムで位相差AFを使用できるようにしていましたが、その他の点では従来のデジタル一眼レフカメラとほとんど変わりません(2010年には「トランスルーセントミラー・テクノロジー」と呼ばれる固定式透過ミラー技術を開発し、Aマウントカメラに採用)。

しかしながらミラーレスカメラではその名の通りミラーを使わずに光を直接カメラのイメージセンサーに当てるため、ソニーのSLT技術は昨今時代遅れのものになっていた感は否めません。そのため、ソニーの旧Aマウントデジタル一眼レフカメラが店頭の棚から消える運命にあったとしても今さら驚きはありませんね。

ミラーレスカメラ市場を牽引するソニー

2020年は、ミラーレスカメラの世界出荷台数が一眼レフを初めて上回りました。2020年のミラーレスカメラの全生産台数約326万台のうちソニーが115万台でトップ、キヤノンが105万台で2位、ニコンは25万台にとどまっています。ソニーは最上位製品「α1」も発売し、プロ向け市場で販売拡大を目指しています。さらに、ソニーのEマウントレンズのラインナップは60種類以上、Eマウントユーザーはよりどりみどりの品揃えを無限に楽しみ、悩み、迷うことができますからね…!

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