宇宙船や第二次大戦の戦闘機などと一緒に並んでいます。
映画『スター・ウォーズ』にて、反乱軍のパイロットたちが乗り込んだ「T-70 Xウイング・スターファイター」が、スミソニアン国立航空宇宙博物館に展示されることになりました。これはルーカスフィルムから長期レンタルをして実現することになり、現在は整備用の格納庫に置かれています。
映画に使われた実機
この機体は2019年の映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で、ポー・ダメロンが乗っていたオレンジ色のモデル。コロナ禍で展示が遅れていたものの、2022年に展示される運びになりました。
今はヴァージニア州の「 Mary Baker Engen Restoration Hangar」にて、移送のために分解された機体を組み立てながらの展示となっています。それが終わる2022年にはワシントンD.C.にある本館に移設され、天井からブラ下げられるのだそうです。
あやうくダメージ加工が修復されそうに…
ちなみに、機体にある数々の傷は移送中に生じたものではなく、撮影のため意図的に作られたダメージなのだとか。博物館の偉い人がウッカリ修復を依頼しそうになりましたが、現場の技師はちゃんと分かっていたのでそのまま保存されるようです。

組み立てが終わると、翼の幅は37フィート(約11.2m)になるとのこと。博物館なのにちょっとしたディズニーランド気分が味わえるかもしれませんね。しかし、おそらくコックピットの中が見られるのは修復中の今だけ。本格的に展示されたらお腹の部分しか見えない…なんてことになるかもしれません。
訂正[2021/05/19]記事初出時「ワシントン州」となっていた箇所を「ワシントンD.C.」に訂正しました。
Source: YouTube, Smithsonian MAGAZINE