「グリーン」「ナチュラル」「クリーン」「エシカル」というファッションマーケティングでよく使われるワードに惑わされないように

  • author Dharna Noor - Gizmodo US
  • [原文]
  • 岩田リョウコ
「グリーン」「ナチュラル」「クリーン」「エシカル」というファッションマーケティングでよく使われるワードに惑わされないように
Image: shutterstock

着るものも、自分にも環境に優しいものを選ぼう。

食べ物では「オーガニック」や「フェアトレード」などのワードは、よく耳にすると思いますが、ファッションでも「サスティナブル」「エコフレンドリー」などのワードを聞くことがあると思います。でも一体それってどういう意味なんでしょうか?

ファッション界での環境バズワードで代表的なのが「グリーン」「ナチュラル」「クリーン」「エシカル」ですが、はっきりいって定義という定義ってないんですよ。なのでこういったワードをブランドが使う場合に要件を満たす必要がないんです。

ファッション界の環境バズワードは定義されていない

食べるもの同様、身につけるものもできれば環境問題や汚染問題などを悪化させないように努めているブランドを探したいものです。ある報告によると「サステイナブルファッション」という検索ワードは2016年から2019年の間で3倍に跳ね上がったとのこと。企業は消費者を惹きつけたい、そして消費者は地球環境に優しい商品も購入できるオプションがほしい、となるとこの定義のはっきりしない環境ワードをタグに書いておけば、消費者は「おお〜!」と手に取るということです。

もちろんしっかりやろうとしている企業だってあります。でもやっぱりマーケティングワードとして「サスティナブル」を中身を何も変えることなくパッケージに入れちゃうブランドもたくさんあることは事実。環境問題に取り組んでいるように見せるこの行為は「グリーンウォッシング」と呼ばれています。そして皮肉なことに、このグリーンウォッシングにも「定義」がないのです。

これでは消費者は環境問題に配慮した商品が欲しいときに、表示を頼りに買うことが多いと思うんですが、それがうわべだけの言葉であった場合、一体なにをどう見て購入すればいいのか、わかんなくなっちゃいますよね。

「オーガニック」は定義されている

環境問題に対してもっと定義のはっきりしているワードもあります。一番いい例は「オーガニック」。これはちゃんと政府の基準を満たしたものでないと謳うことのできない言葉なんです。厳しく言えば、その基準をクリアしていると言っても政府の基準はちゃんとしているのか、というところまで突き詰めることはできますが、でもブランドが「オーガニック」という言葉を使うにはそれを証明しなくてはいけないので、他の定義ふわふわのワードよりはすごくしっかりしたものです。

もちろん地球環境のためにファッションブランドと協力している団体はたくさんありますし、これからそういうブランドが増えていくはずです。自分たちが購入する商品でファッション業界の環境問題をすべて解決できるというわけではありませんが、ファッション業界が消費者をゲットするためにうわべのエコワードを使うことに対して厳しくなっていくようなルールができるといいですよね。身につけるものが地球に優しいかどうかは、食べ物に比べるとワンステップアップした意識かもしれませんが、だんだん自分の消費が地球に優しい選択をすることがスタンダードになっていったらいいなと思います。

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