お、おう。
ネタ元のThe Vergeが、Facebookがスマートウォッチを開発中だと報道しています。Facebookはこの件についてコメントをしていないので、本当かどうか現段階ではわかりませんが、ない話ではないですね。
カメラが2つに心拍計モニターがついているかも
The Vergeによると、FB印のスマウォにはカメラが2つついており、1080pのカメラ(オートフォーカス付き)が1つと、ビデオ通話用にもう1つ。手首のスマウォで撮った画像は、もちろんそのままFacebookやInstagramにポスト可能。ただ、ソーシャルコミュニケーションとしてだけのツールではなく、ヘルス面もサポートしたいようで、心拍計モニターまでついているようです。リリースは来年夏が濃厚で、LTE対応のスタンドアローン型。カラバリは、白・黒・ゴールドの3つ。…青はないのね。
また、今年2月にはInformationもFacebookスマートウォッチについて報道しており、その時はメッセージなどコミュニケーションとヘルス系に特化したモノになると言われていました。また、オープンソース版のAndroid OSを使用するという話も。将来的には、自社OSを使いたいとかなんとか、それは茨の道よ。
Facebookがハードウェアに力を入れつつあるのは自明の理。Ray-Bayとタッグを組んでARグラス作っているとか、リストバンド作っているとか、Facebook Reality Labsのアイディアは常に聞こえてきます。
すし詰め状態のスマートウォッチ業界でやっていけるのか?
スマートウォッチ業界は、すでにすし詰め状態。AppleのApple Watchはもちろん、GoogleとSamsungはウォッチではタッグを組んでますし、HuaweiもOnePlusも参入済。Facebookは完全に後発、波に乗り遅れたのは否めません。今からのスマウォの新規ユーザー獲得も難しいですが、既存ユーザーに乗り換えを促すのはもっと難しそう。
そもそも、Facebookのスマートウォッチを使いたいのか? という問題があります。GoogleのFitbit買収では、多くの人が自分のデータのいく先に不安を感じました。Insiderによる2020年の調査、 NBC News&Wall Street Journalによる2019年の調査では、過半数のアメリカ人(60%)がFacebookの個人情報保護は信用できないと感じているのですが…。まぁ、数年前のこととはいえ、このイメージは消えませんからね。
米Gizmodo編集部は「Facebookに心拍モニタリングされるなら、心臓止めるわ!」ってバッサリ切り捨ててますけれど…。
Source: The Verge