Apple従業員、在宅ワーク継続希望者への対応を求めクックCEOに意見書を提出へ

Apple従業員、在宅ワーク継続希望者への対応を求めクックCEOに意見書を提出へ
Image: Justin Sullivan / スタッフ(Getty Images)

WFHの自由。

Apple従業員からティム・クックCEO含む役員宛のリモートワークに関する意見書をThe Vergeが入手し、公開しています。意見書の内容は、在宅ワーク・働き場所が自由というスタイルを継続したい人には出社を強要せず柔軟に対応してほしいというもの。Appleは先週、クックCEOが9月から週3以上の出社を社員に要請しており、意見書はこれに真正面から抗議する形になっています。

意見書はクックCEOの出社要請からわずか2日後の先週金曜日にApple社員向けに送信されており、これに賛成する人は署名してくれというもの。The Vergeの報道によれば、意見書は「remote work advocates」という2,800人が参加するSlackチャンネルから始まり、代表80人あまりでまとめた内容になっているといいます。

「インクルージョンや柔軟性がなければ、家族・幸せ・仕事に最善を尽くすことか、Appleの一員であり続けることか、多くの人はそのどちらかを選ばざるをえなくなる」

Appleという企業がさらに成長していくためには、多様性と包括性(ダイバーシティとインクルージョン)が不可欠であり、そのためにもリモートワークや好きな場所で働くことが重要だと主張。出社要請は社員の声を聞いていない証拠であり他の選択肢もあったはずで、現在ですら厳しい仕事環境の人もいると、社員側と役員側の意見のすれ違いを指摘しています。

秋からの出社要請を求めた社内メールでクックCEOは「ビデオ会議で距離が近づいたもののそれだけでは十分とはいえない、ビデオ会議ですべてを置き換えるのは不可能だ」と主張。去年1年間は、一同に会する=お互いを感じることが欠けていたと語っていました。

一方、社員サイドとしては、去年のコミュニケーション不足に同意はするものの、それは従業員からの声が上に届いていないことが原因であると主張。家で働けることで通勤や共有オフィスのストレスから解放され、通常よりも高い成果・過去最高の成果をだした社員の力を無視した状況こそが、コミュニケーション不足であると抗議しています。

意見書には要求内容が箇条書きされており、リモートワーク・働く場所自由の選択は各チームの判断とすること退職面接においてリモートワークがどれほど影響したかという質問を盛り込むこと再び出社することとリモートワーク継続で環境へどう影響するのかの見識を示すことなどが盛り込まれています。

賛成社員に署名を求めるメッセージが送信されたのが先週金曜日なので、クックCEOに提出されるのがいつになるか(すでに提出されたのか)は不明。意見書全文は、The Vergeに掲載されています。

Appleが、企業としてどう対応するのかは大変興味深いですね。それに追随する会社もありそうですし。

コロナパンデミックがきっかけで一気に普及した在宅ワーク。大手テック系企業はポストコロナに向け、すでに各自方針を明かしています。Facebookはリモート継続希望者は申請可能で、今後5年から10年で社員の半分を完全リモート化したい考え。Twitterも希望者は在宅ワーク無期限継続が可能と発表しています。Googleは当初はAppleと同じく週3出社計画でしたが、最近になって社員の6割は週数日出社で、2割は在宅ワーク残り2割は各エリアの新オフィスで働くスタイルに変更。Microsoftは全就業時間の最大50%までリモート可能にすると発表。一方で、Amazonは安全が確認できしだい一刻も早い出社を求めており、各社の方針はかなり異なります。

Source: The Verge

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