Beats Studio Budsレビュー:これはAndroidに優しいAirPods Proである

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  • author Caitlin McGarry - Gizmodo US
  • [原文]
  • そうこ
Beats Studio Budsレビュー:これはAndroidに優しいAirPods Proである
Image: Caitlin McGarry/Gizmodo US


AppleがANC(アクティブノイキャン)完全ワイヤレスイヤフォン「Beats Studio Buds」を発表。AppleのANCイヤフォンよりもちょっとだけお手頃価格なBeats Studio Buds。米Gizmodoがさっそくレビューしました。これは気になる!


AppleのAirPods Pro、どうも個人的にそんなに好きになれないんですよね。あの短い柄のデザインがどうもなぁ(いっそ長めのAirPodsの方がまだマシ)。あの形のせいか、運動中にイヤフォンに触って操作するなんてほぼ不可能。この際言っちゃいますけど、正直フィット感もいまいちだと思ってます。ランニングしてるとポロポロ落としちゃう。その上お高いときてるからなぁ。アクティブノイキャンとApple端末との連携のスムーズさは最高なんですけどね。そこで、Beats Studio Budsですよ。アクティブノイキャンありで、Apple&Androidユーザーのどちらもシームレスに使えるイヤフォン。それも、AirPods Proよりも100ドルも安い(日本では約1万3000円安い)!

Apple傘下であるBeatsですが、Beats製品はApple製品よりもフランクに扱われているような気がします。発表前にチラ見せがあったりね。Appleエコシステムに限定せず、その外にいる人たちにもアピールしているのがその理由かな? Studio Budsもこの流れで、発表前に着用するセレブが現れたりといいチラ見せやってましたね。

Beats Studio Buds

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Image: Caitlin McGarry/Gizmodo US

これは何?:Apple傘下であるBeatsのアクティブノイキャンつき完全ワイヤレス(Bluetooth)イヤフォン。iOSはもちろん、Androidにも対応

価格:150ドル(1万7800円

好きなところ:iPhoneでもAndroid端末でも簡単にペアリングできる、つけ心地よし、バッテリーもち上々、この価格でこのANCなら最高

好きじゃないところ:複数端末接続なし、装着の探知機能なし

150ドルのBeats Studio Budsは、AirPods Proほどあれこれ機能が詰め込まれてはいません。でも、その分、外に開かれた端末になっています。AndroidのFast Pairing機能に対応しているし、LightningじゃなくてUSB-Cケーブル使っているし! 「みんな」を意識した製品なんですね。そういうとこが個人的に好印象。その上、(これまた個人的にはですが)フィット感もすごくいいんです。

ピッタリしたつけ心地がよき

Studio Budsは、AirPods Proよりも従来のイヤフォン的なデザイン。中には、左右3つのマイク(合わせて6つ)と独自デザインの8.2ミリピストンドライバが詰め込まれています。ドライバはアコースティックノズルと並行に位置しており、ノズル上の通気口で内部に圧がたまるのを防いでいます。イヤフォン自体は重さ5グラム。カラバリはBeatsレッド、ブラック、ホワイトの3つ。充電ケースもイヤフォン本体と同じカラーリング。

付属のシリコンチップは3つ。このおかげでつけ心地がピッタリしていて、動いてもズレません。けっこう激しいワークアウトでもズレなかったです。防水IPX4なので、防汗ではなく耐汗。過去にIPX4のイヤフォンを汗ダラ運動でダメにしたことあるので、ここは注意。(汗ダラダラでも大丈夫なタフなイヤフォンが欲しいなら、JabraのElite Active 75tがオススメですよ。)

Studio Budsのフィット感・ピッタリ感が高いことで、アクティブノイキャンがAirPods Proよりもいいような気がします(これはユーザーそれぞれの耳とイヤフォンの相性だけど)。冒頭でAirPods Proそもそも好きじゃないって言ってしまったのでアレですけど、Studio Budsの「b」ロゴで操作する方が、AirPods Proのステム触って操作するよりもいい。ちなみに、bロゴ長押しでANCオン・オフを切り替えできます。長押しではなく普通にbロゴを押すと、音楽一時停止、トラックのスキップなどの操作が可能。FaceTimeでも使えるんですが、まちがえてbロゴ触って通話切っちゃったことが数回。この辺の操作は慣れが必要かも。

iPhoneでも! Androidでも!

AirPodsの利点の1つに、Apple端末との連携の良さがあります。充電ケースのふた開けた瞬間にiPhoneとペアリングしてくれるの最高です。AndroidにもFast Pairという似た機能があるのですが、Beats Sutdio Proは、なんとこれに対応。Appleエコシステム内の製品では初めてです。

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Beats Studio Buds x Pixel 5
Image: Caitlin McGarry/Gizmodo US

レビューでは、iPhone 12 ProとGoogle Pixel 5にペアリングさせてStudio Budsを使ってみました。どちらも、ペアリングの手順はほぼ同じ。充電ケースの蓋を開けて、左右イヤフォンの間にあるBluetoothペアリングボタンを押して、Studio Buds画像の許可通知が表示されるので許可するだけ。iOSとAndroid OSの使用で違いがあるのは、Android端末にはイヤフォンのカスタマイズなどのためにBeatsアプリを別でインストールしないといけないということだけ(iOSはBluetooth設定からできるのでBeatsアプリは不要)。

ペアリングもですが、トラッキング機能もiOSもAndroidも対応。iPhoneでFind Myを使うのもよし、AndroidでFind My Deviceを使うのもよし。最後にイヤフォンを使った場所がわかります。超広帯域無線(UWB)チップは非搭載なので、無くしたイヤフォンを探すときにターンバイターンナビゲーションはなし。イヤフォンみたいな小さなやつはけっこうなくしがちなので、個人的に探す機能があるだけありがたいです。

UWBチップの流れで言っておくと、Studio BudsにはAppleのH1ワイヤレスチップもなし(W1すらなし)。なので、AirPodsでできる複数端末接続ができません。正直、これは意見が別れるところで、私の場合は、今MacBookで音流しているのかiPhoneで流しているのか、AirPodsが判断ミスすることがけっこうあったので、複数端末連携自動切り替え機能はないならないでも困らないやって気がしてます。Appleチップはのってませんが、「Hey Siri」の音声コントロールは使えます。

わーい、USB-Cだ!

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左からBeats Powerbeats Pro、Beats Studio Buds、AirPods Proの充電ケース。
Image: Caitlin McGarry/Gizmodo US

より広いターゲット、よりユニバーサルなアプローチは充電ポートにもでています。USB-Cなんです! Lightningじゃないんです! 一部を除いて他のBeats製品はLightningなんですけど、Android連携を考えたらそりゃUSB-Cですね。そもそもAndroidユーザーはLightning持ってませんから。ワイヤレス充電はなし。でも、バッテリーもちがけっこういいので、ワイヤレスなくてもいいかな。

ANC常時オンで、イヤフォン単体で5時間+充電ケースで10時間、合計15時間。状況に応じてANCオン・オフ切り替えて使う人なら、イヤフォン単体で約8時間、充電ケース合わせると24時間。ここはAirPods Proと対です。「あぁ、今から出かけるのに充電ない!」という時も、5分の充電で1時間はいけるので、ギリなんとかなりそう。

昨今の完全ワイヤレスイヤフォンには、充電ケースセットが当たり前。Beats初代完全ワイヤレスイヤフォンのPowerbeats Proは、ケースがデカく少々邪魔でしたが、Studio BudsではAirPod的な方向でかなりコンパクトになっています。

音質上々でもスマートさはなし

Beatsはかつて、ドゥンドゥン低音重めのヘッドフォンで知られていましたが、最近はそんなこともなく。Studio Budsもバランスのいい音、特にApple MusicでDolby Atmos対応曲聞くと最高です。とはいえ、そもそもドライバサイズが違うのでAirPods Proには勝てませんけれど。

さて、Dolby Atmosです。Beatsいわく、Studio BudsはAppleの空間オーディオ対応なのですが、それはApple Musicのみかつちょっと限定的。AirPods ProやAirPods Maxには、ユーザーの頭の向きをトラッキングするセンサがあるのですが、それがStudio Budsにはないんです。なので、空間オーディオ体験もAirPods Proほどではない。それでも、Apple MusicのDolby Atmos対応曲聞いてると素晴らしいですけどね。

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真ん中のボタンでペアリング。
Image: Caitlin McGarry/Gizmodo US

Beats Studio Budsの音は、全体的に非常にバランスのとれた音です。でも、完璧とはいえず。もうちょい価格帯上のイヤフォンと比べると、トレブルやベース音が気になることもちらほら。何を(どんな曲を)よく聞くかによると多いますが、どうやら上品デリケートな曲の方が得意なようです。

個人的にはProじゃない普通のAirPodsが通話にはベストだと思っているのですが、なかなかどうしてStufio Budsも悪くないですよ。私の声も相手にクリアに届いているし、あちらの声もハッキリ聞き取りやすい。ANCは非常に効果的で、世界から音が消えます。掃除しながら使ってみましたが、古くてうるさいうちの洗濯機の音も気になりませんでした。ランニングマシーンで使ってみたら、自分の走る足音が聞こえませんでした。おかげで走りに集中できました。

AirPods Proと比べると、ない機能もいくつかあり、別になくてもいいやと思うやつと、あって欲しかったなぁと思うやつがあります。1番あってほしかったと思うのは、AppleのW1/H1チップ搭載で使える装着感知機能。耳からイヤフォン外すと、それを感知して音楽再生とまるってやつですね。その機能がStudio Budsにはなくて、ちょっとイライラ。Studio Budsで音楽聴いているときに、FaceTimeや電話がかかってくると、なぜかiPhoneスピーカーがデフォになるんです。Studio Budsが耳に入っていて、iPhoneとペアリングされているにもかかわらず。通話するには、コントロールパネルの設定を手作業でやらねばならず、これがイライラ。耳から外しても音楽鳴りっぱなし。ここは、Androidに対応した分、Appleの魔法は使えないって思うしかないんですね。

買い?

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左:AirPods Pro 右:Beat sStudio Buds
Image: Caitlin McGarry/Gizmodo US

Beats Studio Budsの噂を聞いてから、それがAirPods Proに代わる安価な選択肢でありますようにと願っていました。結果、願った通りです。

デザイン、フィット感は申し分なし。Amazon Echo Buds(120ドルでANCあり)より高級感があるのもよし。複数端末ペアリング、自動切り替えがあったらいいなと思います。電話がかかってきてもそのままデフォで繋いでよと思います。でも、150ドルという価格を実現するためには何かを諦めねばならないわけで。

150ドル。その価格を思えば、サウンドクオリティもアクティブノイキャンも上々。端末は全部Appleですという人以外は、AndoirdもiOSも使えて嬉しい。

ハイエンドなオーディオ機能は、ハイエンド=高価な端末でしか使えなかったのは過去の話。ANCだって、大きなドライバだって、シームレスなソフトウェア対応だって、安価(または中価格帯)な端末で使える時代になったのです。それが、イヤフォンの新たなスタンダードなんですね。

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