米国防総省の対ドローン兵器、まるでパーティークラッカーのようなもので敵をやっつける

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  • author Andrew Liszewski - Gizmodo US
  • [原文]
  • Rina Fukazu
米国防総省の対ドローン兵器、まるでパーティークラッカーのようなもので敵をやっつける
Gif: DARPAtv/YouTube

まさに、アキレス腱を突く手法。

最近のドローンは、極小サイズだったり、重たくても長距離の移動ができたり……あらゆる技術的な進化を遂げていますが、もしも武装化したドローンが突然現れたらどうすべきか。たとえば地上からライフルで撃ち落とそうとしても、確実に狙いを定めるのは難しいもの。そこで、こうした事態を想定した国々では対ドローン技術の開発に打ち込んでいるといいます。

すでに、至近距離に入るとネットで敵ドローンを捕まえるという米陸軍の手榴弾や、インテリジェントに追跡して長距離レーザーで破壊する米空軍の技術などがあるなかで、DARPA(米国防高等研究計画局)では敵ドローンを無力化させる方法として、上のGIF画像のような新しいアプローチを開発。これによると、トラックから空中に発射されたドローンが、何やらパーティークラッカーのような色のついたものを噴出させて敵ドローンをやっつけることができるみたいです。

ちなみに、ひと昔前にとある音楽フェスで会場が盛り上がっている瞬間に発射された紙吹雪によりドローンが一瞬にして墜落するということがあったのですが、今回のDARPAが開発したという手法はもしかしてこの映像にインスパイアされてる? なんていう見方もあるみたいです。

ドローンが空中で安定して飛び続けるには、すべてのプロペラが同時に回転していることが重要だといいます。ひとつでも損傷すると(研究によって安全に着陸させる方法は見つかってはいるものの)本来の任務や飛行計画が遂行できないことはよくあるのだとか。

Video: DARPAtv/YouTube

動画を見ていると、敵ドローンをすんなり無力化させているようですが、その裏に仕込まれているシステムは大規模なものだといいます。Xバンドレーダーによりドローンの脅威を検知→識別→追跡して、飛行経路を予測。地上に用意してあるドローン迎撃機のなかでもっとも確実なものを自動的に作動させることができるのだそう。

気になるのは、敵ドローンに向かって何が噴射されているのか。レーザーでも弾丸でもネットでもなく、強度のある糸状の素材。これが発射されると広がるようになっていて、敵ドローンのプロペラに巻きつくようにして墜落させることができるみたいです。

このような糸状の素材を使うメリットは主に3つ。比較的低コストなこと、破片が落ちても環境に大きな被害をもたらさないこと、そして狙いを外した場合にも安全であることなどが挙げられます。逆に、敵ドローンにある程度近づかないと命中させづらいという側面もあるみたいです。

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