ダイソンV15 Detectレビュー:コードレス掃除機はここまで進化した。レーザービームで掃除が捗りまくる

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  • author Andrew Liszewski・Gizmodo US
  • [原文]
  • mayumine
ダイソンV15 Detectレビュー:コードレス掃除機はここまで進化した。レーザービームで掃除が捗りまくる
Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US

満足度がものすごく高い。

緑のレーザーでゴミが見えてそれがきれいサッパリ消える様子とかぜひ実物を試して見てみたい…と思わせる、米GizmodoのAndrew Liszewski氏による実機レビューです。


ゴミを吸ってくれるだけで御の字なコードレス掃除機に、斬新さと革新性をもたらすために、掃除機メーカーはどんな工夫をすればいいのでしょう。バッテリーの持ち時間やエルゴノミクス(人間工学)の改善はもちろん、吸引力を高めすぎると掃除機のヘッドが床に張り付いてしまうので、力加減が難しそう。しかしダイソンさんは、掃除機の進化を止めることはありません。今回の最新モデルの掃除機に、なんとレーザービームを搭載してきました。これだけ聞くと、「掃除機にレーザー? やりすぎでは?」と思うかもしれませんが、これがまた、驚くほど満足度が高いんです。

ダイソンは、これまでもあらゆる家電をアップグレードし、マストバイなガジェットを数々生み出してきましたが、やはりダイソンと言えば掃除機です。2014年に従来のコード付きモデルと同等の吸引力を持つ、初のバッテリー充電型の掃除機(DC59)を発売しました。このコードレスシリーズは人気定番商品となり、4年後に登場した「Dyson Cyclone V10」から、コード付きの掃除機の製造を中止することを発表しました。近年は、バッテリー寿命の改善や吸引力の向上、メンテナンス性のしやすさなど、マイナーな改良が続いていましたが、今回のDyson V15 Detectでは、掃除機からコードをなくしたときと同じくらい、革新的なアップグレードを引っさげて登場しました。


Dyson V15 Detect

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Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US

これは何?:ダイソンの最新コードレス掃除機。緑色のレーザーが床を照射し、ホコリを可視化します。

価格:ダイソン公式で10万8900円(税込、米国では700ドル)。

いいところ:レーザーの効果は、掃除機をかける前と後で明らか。掃除したあとの床の綺麗さも非常に満足度高し。簡単に取り外しができるバッテリーを搭載しているので、スペアのバッテリーを購入して充電しておけば、より長い時間掃除することも可能。

残念なところ:高い。だってダイソンだからね。

ホコリや汚れが見える…見えるぞ!

ダイソンの掃除機の営業やデモンストレーションを生業としている人でない限り、新しいV15 Detectの見た目は、過去数年間に発売されてきたモデルとほとんど同じに見えるのではないでしょうか。ダイソンがコードレス掃除機のデザインとエルゴノミクス(人間工学)を完成させてしまったからではと思いたいのですが、そうではありません。常に押し続けなくてはならないダイソンのトリガーボタンよりも、オン/オフスイッチがあったほうが個人的にはいいと思います。しかしV15 Detectを作動させると、その最大の特徴は一目瞭然です。

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ダニを殺したくない場合は、V15 Detectのグリーンレーザーをオフにすることができます
Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US

V15には、クリーナーヘッドが2つ付属しています。フローリング用にデザインされたタイプは、ふわふわと回転するブラシバーがあり、右下のボタンを切り替えると緑のレーザーがオンになり、クリーナーヘッドの通り道に対して広い範囲にレーザーが照射されます。これにより、ホコリやチリなど小さな粒子が、まるで明るい緑色のLEDのように光ります

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床の汚れがクリスマスツリーのように光輝いているのを見たいがために、掃除の頻度が劇的に上がるかもしれません
Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US

太陽の光が射し込む明るい部屋でも緑のレーザー効果は顕著で、「ちゃんと掃除したかどうか」がすぐにわかります。特に汚れた箇所に掃除機を押しあてると、床が緑のレーザーによってクリスマスツリーのように照らされ、そして引き戻すと光っていたものが全て消えているのが確認できるのが非常に気持ちいいのです。利用し始めて数週間経ちましたが、今もこの機能にワクワクしますし、我が家の5歳児は「掃除機で汚れが消えるのを見たい」と何度も言ってくるほど。これが掃除機業界にとっての偉大なイノベーションでなければ、何だと言うのでしょう。

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Dyson V15 Detectには、床やタイル等の硬いフロア用、ラグやカーペット用の2つのクリーナーヘッドが付属しています
Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US

ロングヘアー大勝利

V15 Detectにはクリーナーヘッドが2つ含まれていますが、もうひとつの高トルククリーナーにはレーザー照射機能は搭載されていません。カーペットなど繊維の中にゴミが埋もれてしまうようなところでの利用が想定されています。またクリーナーヘッドにはメンテナンスの手間を省くためのさまざまな工夫が施されています。

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高トルク回転ヘッドに搭載されている「毛絡み防止ツール」は、長い髪の毛が、回転バーに絡むのを完全に防けるわけではありませんが、絡む本数を減らすことができます。
Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US

回転するブラシヘッドは、カーペットの繊維をかき混ぜてホコリや汚れをとるのに有効ですが、同様に長い髪の毛を巻き込んでしまいます。これまでのダイソンの掃除機は、髪の毛が絡まってしまった場合、回転バーを外して手で引っ張るしかなく、ちょっと面倒でした。今回のV15の高トルク回転ヘッドには、ダイソンが「アンチタングルテクノロジー」を搭載した毛絡みを防止するツールが備わっています。毛が絡みにくい円錐型のブラシバーで、長い髪の毛が回転バーのブラシに絡まる前にブラシバーの先端に向かって巻き取られていきます。100%毛が絡まないというわけではなく、数本の毛がバーに巻き付いてしまっていますが、頻繁に分解して手で髪の毛をひっぱる必要がなくなりました。

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「エコ」「オート」「ブースト(強)」の3つのクリーニングモードがあり、汚れがひどいときには「ブースト(強)」にします
Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US

コードレス掃除機はもっと賢くなれる

最近のダイソンのコードレス掃除機と同じように、V15 Detectにも背面に小さなスクリーンがあり、ボタンひとつで操作できるシンプルなインターフェースが搭載されています。3つのクリーニングモードがあり、バッテリーを長持ちさせてい場合は「エコ」、最大限の吸引力が必要な場合は「ブースト(強)」、そして掃除する床の種類に合わせてパワーレベルを調整していた従来の「オート」モードを使い分けることができます。

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V15 Detectで新たに追加されたセンサーにより、吸い込まれる粒子の大きさや数を測定し、オートモードでの吸引力をさらにスマートに調整してくれます
Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US

さらにV15 Detectでは、ダイソンの空気清浄機と同じように、空気中の微粒子のレベルをお知らせするステータス画面が表示されます。V15にピエゾセンサーを搭載したことで、掃除機のクリアビンに吸い込まれてくるゴミの大きさや量を測定できるようにしました。上記写真のように、我が家の床の汚れの大部分は非常に小さなホコリの粒子で、そろそろフィルターの交換やダクトを掃除するタイミングかもしれないことを教えてくれます。この機能は床の汚れを教えてくれるだけではありません。

さらにこのセンサーによって、オートモードの吸引力の自動調整機能が改善されました。グラインダーから床に塩をばら撒いて新しいレーザー機能を試してみましたが、通常よりも大きなゴミが床に付着している状態で、V15はしっかり検知し、自動的に吸引力を上げてゴミを吸い上げ、床がきれいになったら再び吸引力を元に戻しました。

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V15 Detectには、Dyson V11 Outsizeと同様に、簡単に交換可能なバッテリーが搭載されているので、何時間も掃除をする必要がある場合でも、予備のバッテリーで対応することが可能です
Photo: Andrew Liszewski/Gizmodo US

実は今までダイソンのコードレス掃除機でオートモードはあまり使ったことがありませんでしたが、今ではすっかり虜になりました。ダイソンは、V15で最大60分間のバッテリー持続時間を表明していますが、掃除の走行距離は掃除の場所によってそれぞれです。(アメリカの)自宅のフローリングやタイルの床では50分以上使えたので、しっかり掃除したい場合も充分な持続時間だと思います。また、V15 DetectはDyson V11 Outsizeと同じ交換可能なバッテリーを採用しているので、予備のバッテリーを常に充電しておき、長時間の掃除に備えることも可能です。

現在、日本、アメリカ、カナダ、ヨーロッパで販売されている新しいDyson V15 Detectで変わらないのは、その価格です。アメリカでは700ドル(約7万7000円)、日本ではダイソン公式で10万8900円(価格差結構ありますよねぇ)は、ダイソン税が上乗せされているとしか思えません。長年愛用しているコード付き掃除機がまだ問題なく使えているのであれば、買い替え検討せずに、そのまま使ってください。

Dyson V 15 Detectには、掃除機の性能や稼働時間が改善されただけではなく、家事の負担を軽減するための素晴らしいプレミアムな体験が用意されています。


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