ブラックがすごくかっこいい。
パナソニックがレッツノートの新モデル「FV1」を発表しました。リモートワークに対応できるよう新しくデザインされた14型ノートPC…といいつつも重量は999gと1kg切り。モバイルワークもいける軽さです。価格はオープン価格(パナソニックストアでは27万6100円から)。
6月18日の店頭発売に先立って実機を見せていただきましたが、前モデルからの変化は劇的。「今」によく最適化されていました。
腰を据えたPC作業に向く、アスペクト比3:2のディスプレイ

FV1を実際に見るとちょっと不思議な印象。なんでかなと思ったらディスプレイが縦横比3:2の14型になっていました。これまで採用されることが多かった16:9などより縦長で、長い文書やウェブページなど「縦長でスクロールしながら見るもの」を開いて作業するのに向きます。

ベゼルも極限まで薄くなっています(左は前モデル、右がFV1)。
ポートがいっぱいあるって最高なのでは


サイドに多数のポート類が備わっているのは変わらず、でもそれに以前よりぐっときました。USB-Cだけだと、在宅勤務で使いたいアクセサリや機材を全部つなげないなーと思っていたところだったからでしょう。
・USB3.1 Type-Cポート(Thunderbolt 4・USB PD対応)×2
・USB3.0 Type-Aポート×3
・LANコネクター
・ディスプレイコネクター(D-sub 15ピン)
・HDMI端子
・SDカードスロット
自宅にあるちょっと古めのプリンタやディスプレイなんかを引っ張り出して使いたかったりすると、USB-Aは絶対必要でしょうし、D-sub 15ピンが必要になるケースもあるかもしれません。こんな風に必要なポートがぜんぶあるノートPCは今すごく使いやすいのでは、と。
最新高速規格のThunderbolt 4とD-sub 15ピンが同居しているのを見て「アリじゃん」と思うことになろうとは、2-3年前には考えもしませんでした。
順当にスペックアップし、機能改善も多数

内部にもかなり手が入っていて、目を引いたのが新しく搭載された2基のボックス型スピーカー。これによって人の声の帯域の音圧がアップ。AIがノイズを消してくれる機能も入っていて、広めの会議室でも通話している相手の声がよく聞こえるようになっていました。


CPUが第11世代Intel Coreプロセッサ(Tigar Lake/内蔵グラフィクスはIris Xe)になるなど、内部スペックももちろん最新水準に。パナソニックストア限定ですが、Intel Evo認証を受けたモデルや5G対応モデルも選べます。変わったところが本当にたくさん。


FV1はベゼルレス化して今風なビジュアルに進化していますが、立ち姿には過去のレッツノートたちと共通するものがしっかりとあります。軽量だけど、さまざまなポートを搭載する都合上カミソリみたいな薄さではなく、少し厚みがあってタフ設計。仕事でバリバリ使える、それを追求したらそうなる、という形。
25年の積み上がった歴史、その最先端。最新とレガシーが同居する、そんなノートPCだなぁと。
Source: パナソニック