カマキリ型の月面探査ロボ「マンティス」。6本脚で歩行し物を掴んで基地も組み立てる

  • author 岡本玄介
カマキリ型の月面探査ロボ「マンティス」。6本脚で歩行し物を掴んで基地も組み立てる
Image: DFKI GmbH

宇宙と昆虫は相性が良い?

惑星探査機というと、車輪とロボット・アームがあるイメージですが…ドイツのDFKI社が作る月面探査ロボ「マンティス」は、その名の通りカマキリに似ており、6本の脚で歩くだけでなく上半身を起こし、前の2本で物を掴んで運ぶことが可能になる変わり種です。

Video: German Research Center for Artificial Intelligence/YouTube

他社のロボとデモを行なう

これがコロナ禍でも開発を進めており、ポーランドのPIAP Space社が作る6輪牽引ロボ「VERES」と共にデモンストレーションを行ないました。

Video: German Research Center for Artificial Intelligence/YouTube

「マンティス」は片手でオブジェクトを持ち上げた場合、5本脚で移動するバランス能力を持っています。そして「VERES」は月面を平らにならし、アームを付けて「マンティス」と共に月面基地など施設の組み立てなどが行なえます。

Video: German Research Center for Artificial Intelligence/YouTube

欧州委員会によるプロジェクト「PRO+ACT」

これは欧州委員会が未来の惑星探査のひとつとして立ち上げた、「PRO+ACT」というプロジェクトで、他にもスペインやフランスのロボットらも参加しています。目的としては、人間の宇宙飛行士や作業員たちが到着する前に、各種のロボットが協力して土地の整備や基地を作ったり、インフラを整え水や酸素を確保し、水素と酸素燃料を提供することとなっています。

彼らが先に作業をしていれば、後々の任務が容易になります。いつになるか分かりませんが、月面でも活躍に期待したいですね。

Source: YouTube (1, 2, 3) , DFKI GmbH, PRO+ACT via IEEE SPECTRUM

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