宇宙旅行時代、ついに本当に! Virgin Galacticが乗客を乗せて飛ぶライセンスを取得

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  • author George Dvorsky - Gizmodo US
  • [原文]
  • 湯木進悟
宇宙旅行時代、ついに本当に! Virgin Galacticが乗客を乗せて飛ぶライセンスを取得
Image: Virgin Galactic

フラッと宇宙へ向かえる新時代が…!

宇宙旅行。それは夢のまた夢でしかありませんでした。そもそも現時点では、どんなにお金があったって、NASAの宇宙飛行士にでも選ばれでもしなければ、どう転んでも行けないというのが現実です。ところが、ついにお金さえあれば、そうです、ありあまるほどのお金があれば、宇宙空間から地球を眺めるがかなう時代になってきましたよ。

このほどVirgin Galacticは、新たに米連邦航空局(FAA)より、乗客から搭乗料金の支払いを受けて、宇宙飛行を実施してもよいとするライセンスを正式に取得したことを明らかにしました。ついに民間人を乗せる宇宙旅行ビジネスを、大手を振って展開できるようになったというわけです。これまでもVirgin Galacticは、 2016年にFAAからライセンスを取得し、試験飛行で宇宙空間を目指すことは許可されていました。その後、機体の安全性を証明する安定飛行の実績を積んで、今回のライセンス更新時に、とうとう乗客を乗せてもよいとのお墨付きが得られるにいたっています。

Virgin Galacticといえば、早くも2004年より、独自の宇宙船開発を進めて、商用宇宙飛行を実施するとのプロジェクトを掲げてスタートしていました。研究開発は一筋縄ではいかず、過去には2014年の「VSS Enterprise」の実験飛行中に、事故でパイロットの命が失われる悲劇が。しかしながら、最新の「VSS Imagine」の仕上がりは順調で、先月22日にはマッハ3の最高飛行速度を出し、高度55.5マイル(89.3km)の弾道宇宙飛行成功させています。FAAは、高度50マイル(80km)を上回れば、そこは宇宙空間と定義していますから、VSS Imagineで、安全に宇宙空間を飛び、地上へ戻ってきたことが評価されて、今回のライセンス更新が実現した模様ですね。

新たにアップグレードして発行されたライセンスおよび5月22日のテスト飛行成功は、いよいよ今夏に乗客を搭乗させて実施する初のテスト飛行へと前進するうえで、大きな自信を与えるものとなった。

こんなふうにVirgin GalacticのMichael Colglazier CEOは声明を出し、今後の宇宙旅行ビジネスの本格展開に、大きな弾みをつけるものになるとの評価を示しました。この今夏に実施されるというテスト飛行が、Virgin Group創設者のRichard Branson氏を乗せて、7月20日よりも前に実施されれば…? あのAmazon CEOのJeff Bezos氏が、宇宙企業のBlue Originが開発する新宇宙船の「New Shepard」で、初めて宇宙空間へと飛び立つよりも先に、宇宙空間から地球を眺める記録を打ち立てられるやもしれません。というか、Blue Originには、このFAAのライセンスがあるの? そんな懸念もあってか、Bloombergの報道によると、いまVirgin Galacticのほうが株価は急上昇。なんだかにわかに宇宙旅行レースが熱くなってきましたよ~。

Source: Bloomberg

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