今年はセミの当たり年 in アメリカ!
アメリカで17年周期で大量発生する「ブルードX」というセミ。今年はそのブルードXのお祭り年なんです。われわれ日本人にとってセミは毎年のことですが、北アメリカではセミ自体がいない地域も多いのでセミが珍しかったり。というわけで「食べてみたい」と言っている人も大量発生!
という状況の中、アメリカ食品医薬品局(FDA)が警告を出しました。
「はい。言わなきゃいけないですよね! 魚介類にアレルギーがある方、セミを食べちゃダメです。セミはエビやロブスターの親戚です」
Yep! We have to say it!
— U.S. FDA (@US_FDA) June 2, 2021
Don't eat #cicadas if you're allergic to seafood as these insects share a family relation to shrimp and lobsters. https://t.co/UBg7CwrObNpic.twitter.com/3qn7czNg53
親切に食物アレルギーに関するページもリンクしてくれています。
でもすでに食べている人もいて、あの伝統あるThe Atlantic誌ではセミを食べた人のレビューまで載っています。「肉感のあるエビ味」という感じらしく、セミの嫌な感じは抑えられていて揚げたひよこ豆っぽいとのこと。想像つくようなつかないような? でもお味としては「悪くない!」と評価されていました。
毎年セミを見ている日本生まれのわたしたちは、食べるっていう発想はあまりないですもんね。そして豆知識なんですけど、セミには目が5つあるって知ってました? そしてメスは500個もの卵を木に産みつけるらしいです。
アメリカ食品医薬品局は過去にペットの犬を外へ出す際、セミを食べすぎないように気をつけさせるようにと警告を出していましたが、今回は人間向けの警告ということでした。そしてアメリカ合衆国国立公園局は、現在ブルートXはペンシルベニア州、バージニア州、インディアナ州、テネシー州で発生中とレポートしています。