ようやく。
ついにiOSのYouTubeアプリがピクチャーインピクチャー(PiP)に対応し、iPhoneやiPadで画面をスクロールしながら小さなポップアップウィンドウで動画を見続けられるようになりました。
YouTubeの広報担当者によると、この機能は現在、YouTube Premiumに加入しているユーザーを対象に世界中で展開されています。米国ではすべてのiOSユーザーを対象としたロールアウトが予定されている一方、無料ユーザーがいつこの機能にアクセスできるようになるのかをYouTubeは明かしませんでした。
Apple(アップル)はiPad向けのiOS 9、iPhoneむけのiOS 14でピクチャーインピクチャーのサポートを開始しましたが、実際にYouTubeアプリでピクチャーインピクチャーを使えるかどうかは別の話でした。一部のユーザーは、Safari上のYouTubeウェブサイトやiOSのショートカットを使った回避策を考案していました。しかしYouTube側のアップデートにより、月額12ドル(約1,300円)のプレミアムプランを利用しないと、これらのショートカットが使えなくなってしまったのです。
しかしiOS版アプリでの正式対応により、これらの悩みが過去のものとなり、Androidユーザーが何年も利用してきたのと同じ機能が使えるようになるはずです。
米GizmodoのAlyse Stanley記者の場合は、2015年にすでに1年前のモデルだったNexus 6を購入し使っているのですが、その古い機種でもピクチャーインピクチャーに対応していました。iPhoneでも、YouTubeのピクチャーインピクチャーが幅広く利用できるようになるといいですね。