Adobe Premiere Proに「音声のテキスト化」機能が追加! 動画の制作効率が上がる未来しかない

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  • author ヤマダユウス型
Adobe Premiere Proに「音声のテキスト化」機能が追加! 動画の制作効率が上がる未来しかない
Image: Adobe

良い時代になりました、ほんっとに。

Adobeの動画制作ソフト「Adobe Premiere Pro」に、グレイトなアップデートが追加されました。その名も「音声のテキスト化」。動画って、話した言葉をテキストにする文字起こし作業が、ま〜面倒なんですよね。そこの面倒さが過去のものになるかもしれません。

この他にもいろいろなアップデートが追加されたので、まるっと紹介しましょう。ここで紹介した諸機能は、2021年7月20日(火)22時ごろより提供開始予定です。

M1 Macにネイティブ対応

まずはコレ、Premiere ProがついにM1チップにネイティブ対応しました。アプリ起動から書き出し、編集処理まで、平均して77%高速化したとのこと。モバイルの動画制作アプリ「Premiere Rush」はすでにM1チップに対応しているので、PC版の方があとから対応したかたちですね。

未来的機能「音声のテキスト化」

PremierePro_SpeechtoText_GenerateTranscript
Image: Adobe


PremierePro_SpeechtoText_CreateCaptions
Image: Adobe


さぁさぁ今回のアップデートの目玉です。テキストパネル内に「自動文字起こし」が追加されます。この機能はベータ版で提供されていたもので、今回ついに本実装になります。

使い方は、文字起こしをしたいシーケンスを選択→キャプション→シーケンスから文字起こし→自動文字起こし→言語を選択→文字起こし開始、という流れ。データがサーバーにアップロードされ、12秒のシーケンスに対して約30秒で文字起こしが完了しました。音声データだけ送ってるのかな?

できあがったテキストは自分で修正も可能。また、キャプションの作成に進めばテロップとしてタイムライン上にテキストを配置するまで自動でやってくれますし、会話の区切り部分は自動的にテロップが区切ってくれます! これは神機能!

そして、複数話者の聞き分けにも対応。デモを見る限り、ウェビナーでの複数人の会話もしっかり聞き分けていました。シャドウや座布団などテロップの編集も可能で、編集には「エッセンシャルグラフィックス」という新たな編集パネルが実装されました。今までのレガシータイトルからのアップグレードにも対応してるので、古いプロジェクトのテロップでも編集できます。

これからの動画は、自動文字起こしを見越した話し方がスタンダードになるかもしれませんね。とはいえ精度は良かったので、同時に話すとかでない限りはしっかり認識できるかと。例えばウェビナーを自動文字起こしでテキストにして議事録化しておいたりと、動画の世界を一変させる可能性がある機能だと思います。これもひとえに、Adobe Senseiのおかげ。

また、Premiere Proは今年6月にベータ版でUIを刷新しています。いわゆるハコ=納品形式ありきの動画制作ではなく、Rushのように素材を入れてからプロジェクトを作るスタイルになりました。モバイルからPCへの制作ステップアップが、これまでよりスムーズになったのは間違いない。いまや動画の時代だものね〜。

Video: Adobe Video & Motion/YouTube

After Effectsの新機能:とにかく速くなる

AfterEffects_Beta_MultiframeRendering_PreviewsandSpeculativeRendering
Image: Adobe

モーションやVFX制作のためのソフト「After Effects」には、ベータ版に新機能「マルチフレームレンダリング」が実装されました。プレビューとレンダリングを高速化するもので、After Effectsが自動的にリソースの使用量を調整することで、プレビューが3倍高速化します。シャアザクじゃん!

また、Apple Watchなどと連携してリモート通知に対応。レンダリングの進捗や完了などをリモートやメールで受信できます。Media Envoderを使用した書き出しも最大3倍高速化しました。

Video: Adobe Video & Motion/YouTube

Character Animatorの新機能:全身をトラッキングできる!

CharacterAnimator_BodyTracker_BETA
Image: Adobe

簡単にアニメーションを制作できる「Character Animator」も、M1チップにネイティブ対応。さらにベータ版には2つの新機能「パペットメーカー」と「ボディトラッカー」がやってきます。

「パペットメーカー」は髪型や肌のトーンなど、プリセットからキャラクターを作成できる機能。アバター制作みたいなものですね。「ボディトラッカー」は、カメラを通じて動きでキャラクターを動かせるというもの。もともとCharacter Animatorはリップシンクと首振りに対応していましたが、今度は腕や足もモーショントラッキングのように動かせるようになります(腕や足にボーンが入る)。これすごいですよ、動くいらすとや的な映像素材が簡単に作れてしまう!

Video: Okay Samurai/YouTube

色々と面白いアップデートがやってきますが、Premiere Proで動画を作っているなら「音声のテキスト化」はスルーできない新機能でしょう。動画チームによっては文字起こし専任の人もいると聞きますし、マンパワーがまるまる一つ空くほどの効率化になるかも。やばいぜ、Adobe。

Source: The Blog

2021年7月23日22時48分:初出時、 Adobe Premiere ProのUIが6月に刷新されたとしていましたが、ベータ版に適用されたアップデートであったため、修正しております。

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