カーナビ、さらに使いやすく。
「手を伸ばして、小さな画面の、特定のボタンをタップする」とか、今思えばカーナビの操作って、タッチデバイスとしては、操作難易度高めですよね。でも、こうしたカーナビのちょっと不便が解決されそうなテクノロジーが開発されています。
東海理化とアルプスアルパインが共同開発している新しい静電ディスプレイパネルは、表示・操作用の次世代HMI(ヒューマンインタフェース)製品。その特徴を抜粋しますと…
(1)高感度な静電検出により分かりやすいアイコン表示
― 指を近づけるとディスプレイ内の操作したいアイコンが拡大し、確実な操作が可能
(2)指の距離に応じた多階層入力
― 拡大したアイコン((1)操作)に、さらに指を近づけるとサブメニューが出現
(3)アイコンを狙うことなく、簡単なジェスチャー操作(手払い)による、「戻る」や「HOME」画面へのショートカットが可能
(4)操作内容に応じた多彩な触覚フィードバックにより、より直感的な操作性を向上
すごいところを強調してみました。はい、全部すごい。だって、「たとえばこんな使い方が?」を予想してみると…。
マップで「検索履歴から目的地を設定したい!」って思ったとします。「検索」ボタンに指を近づけると「検索」ボタンが拡大されて狙いやすくスタンバイ。
さらに指を近づけると、サブメニューとして「キーワード検索」や「履歴から検索」「電話番号検索」などが表示されるってわけですよ。で、目的のメニューをタップしたら、触覚でのフィードバックも得られるってわけ。むちゃくちゃ便利そうだし、カーナビ操作が高速化されると思いません?
もちろん、これは機能紹介からの予想ですので、実際にどうなるか?ってところへ期待を持ちつつ待ってみましょう。このディスプレイ、2024年の実用化に向けて進めているそうです。わりとすぐ。
Source: アルプスアルパイン