やりやがった、マジかよ!(ダンダン)
ビンテージシンセをクローンしまくってきたBehringer(ベリンガー)が、新製品「TD-3-MO」を発表しました。これは去年ベリンガーが発売した「TD-3」系列の改造バージョン。TD-3は国内アマゾンでも売れ筋みたいですねぇ。
そも、TD-3はローランドのベースマシン「TB-303」をクローンしたもの。TB-303はその人気ゆえ非公式な改造バージョンが数多存在し、クローンしつつ改造を施した「gizm0x」や「x0xb0x」や、オリジナルのTB-303そのものを改造、または改造を請け負う業者も存在しています。

今回の「TD-3-MO」は、こうした歴代のModificationな303の総集編というべきシンセ。MOD系303の多くは希少価値が高く入手困難だったり高価格だったりですが、そこは大企業ベリンガー。お値段199ドルのお値打ち価格で、あらゆる機能を詰め込んだ全部盛り303を作り上げてしまいました。いいとこ取りとは正にこのこと。
TD-3と見比べてみてもサブオシレーターの有無やツマミ、端子類の数など、操作系が複雑になっていますね。回路はもちろんピュアアナログ。アシッドなブリブリベースはもちろん、さらに踏み込んだ演奏表現が可能です。
実は発表当時は著名な改造303である「Devil Fish」の開発者とひと悶着あったのですが(ベリンガークローンはいつもひと悶着ある…)、無事発売されるようで何より。カラーは今のところシルバーとイエローの2色。国内での取り扱いもそう遠くないと思うので、各自チェックをお忘れなく。コレは僕も買う。