ハイエンドすぎるゲーミングPC、「電力を食いすぎ」と米国の一部の州で買えなくなる…

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  • author Sam Rutherford - Gizmodo US
  • [原文]
  • 湯木進悟
ハイエンドすぎるゲーミングPC、「電力を食いすぎ」と米国の一部の州で買えなくなる…
Photo: Sam Rutherford(Gizmodo US)

ほどほどのパワーじゃなきゃ買えない時代に…?

ゲーミングPCの世界では、とにかくパワフルでハイエンドなマシンこそが正義だと思うのですが、なななんと驚くべきことに、あまりに強力なマシンは規制され、自由に購入できなくなっているそうです。

消費電力の大きいPCは販売規制される

Redditのユーザーからの報告によると、Dell(デル)のゲーミングデスクトップPC「Alienware Aurora R10」ならびに「Alienware Aurora R12」の2モデルが、米国内のカリフォルニア州、コロラド州、オレゴン州、バーモント州、ワシントン州、ハワイ州へ出荷できなくなっているんだとか。

原因は、カリフォルニアエネルギー委員会(CEC)が定めるエネルギー効率規制厳格化。この種の基準の適用が広まれば、今後はより多くの州で、さらなるPCメーカーのパワフルマシンが購入できなくなる可能性がささやかれています。

たとえば、CECの新基準によれば、今月より年間消費電力量75kWhを上回るシステムの製造販売が規制されており、これだと多数のゲーミングPCの購入が制限されてしまいそうなんですよね。

ただし、すでにCECのエネルギー効率規制には、実態に見合わないものも少なくありません。

Section 1605のガイドラインには、2019年7月1日以降に製造されるモニタについて、厳格に適用するならば、誤差を考慮に入れても、270ニットを上回る明るさのモニタは販売できないとの基準が定められています。しかしながら、いまでは最新のモニタであれば、300ニット以上の明るさのモデルが普通。Samsung(サムスン)からは、ピーク時の明るさが2000ニットにも達する「Neo G9」まで発売される始末。もしCECの規格内の製品しか買えないとなるならば、古いモニタしか使えなくなってしまうことでしょう。

ゲーム機や自作PCは対象外

PS5やXboxなどのコンソールゲーム機には、今回問題となっている規制は適用されません。また、あくまでもメーカーからの販売製品のみが規制対象で、自作PCならば、どんなパワフルなマシンを組みあげようと、それは個人の自由です。

とはいえ、このところのグラフィックスカードの不足事情を踏まえ、適当なゲーミングPCをメーカーからオーダーして、ハイエンドなスペックのマシンを手に入れようと考えていたユーザーにとっては、予想外の不自由さをもたらす規制ともなりかねないことでしょう。

地球環境に優しいグリーン製品とは、ガツガツ電力を消費しないマシンのことです~と言われてしまえばそれまでなのですが、いやはやヘビーゲーマーには肩身の狭い世の中になってきました。

Source: Reddit

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