MacとiPhoneの連携強化! macOS Montereyの魅力

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  • author Caitlin McGarry - Gizmodo US
  • [原文]
  • そうこ
MacとiPhoneの連携強化! macOS Montereyの魅力

Apple(アップル)のmacOS最新バージョンMonterey」。正式リリースは秋ですが、デベロッパ版が先月リリースされ、先週にはついにパブリックベータ版もリリース。さっそく使ってみた人も多いかと思います。もちろんギズモード編集部も、米Gizmodo編集部も使ってみました。今回は米Gizmodo編集部Caitlin McGarry記者のレビューをお届けします。


アップルのOSの中で、ユーザーがアップデートするスピードが一番遅いのがmacOS。アップデート通知を毎回「あとでリマインド」でやり過ごしている人は多いはず。Mac開いて作業始めてからリマインドくると、後でいいやってなりますよね。作業の手を止めてまでアップデートするのイヤなんですよね。わかりますよ、私もそうですから。ただ、Montereyはちょっと違います。面倒なアップデートをしてでも使いたいOSになってます!

すでにご存じの通り、macOS 12(Monterey)はiOS 15との連携がすごい。もちろん、お手持ちのiPhoneもiOS 15にアップデートする前提なので、今回はMacもiPhoneも一気にやっちゃいましょう。端末間でシームレスに使える機能がたくさんあって、MacとiPhoneがお互いの拡張マシンのような感覚になります。

mac OS 11(Big Sur)がMacのiOS化だったとしたら、MontereyはiPhoneからそのまま直でやってきたようなOS。ショートカットアプリ(2018年にiOS 14でデビュー、ホーム画面アイコンをカスタマイズできることで話題になった)もMacに登場。FaceTimeも大幅アップグレードで、SharePlayで動画を見たり、スクリーンシェアしたり、音楽を一緒に聞いたりも可能。集中モードを使えば、手持ちのApple端末すべてでプッシュ通知の共有設定ができます。SafariもどこかiPhone感あるデザインにチェンジ。AirPlayがMacに対応したのも大きい!

あ、すでにベータ版でガッカリしたことがあるので先に言っておくと、それはユニバーサルコントロール。数少ないMac専用の機能ですが、これがベータには入ってませんでした。マウスとキーボードひとつだけで、近くに設置した複数のMac/iPadをコントロールできるという話だったので、iPadをMacの横に置いてセカンドモニタ的に使おうと楽しみにしていただけにがっかり。正式リリース前に一足早く体験することは叶わず…。

てことで、ユニバーサルコントロール以外になりますが、Montereyなかなかいいです。Montereyのある暮らし、好きです。iPhoneをiOS 15にアップデートするという条件付きではありますが、Montereyは安定感ある良アプデだと思います。

macOS 12(Monterey)のインストール方法

パブリックベータ版は誰でもお試し可能。私はM1 iMacでレビューしましたが、安定して使えましたよ。ただ、あくまでもベータ版なので、バグが出る可能性も考えて、インストール前にはバックアップを取りましょう。また、お手持ちの端末に余裕があれば、もしものことを考えて、使えなくなると困るような毎日マストで使わねばならない端末以外にインストールする方が安心です。

インストール前に、まずは自分の端末がMonterey対応かをチェック。公式に対応端末のリストがありますが、iMacは2015年後期以降、iMac Proは2017年以降、MacBook Air/ MacBook Proは2015年初期以降、Mac Proは2013年後期以降、Mac miniは2014年後期以降、MacBookは2016年初期以降のモデルが対象です。

端末をチェックしたら、アップルの「Beta Software Program」に登録(Apple IDが必要)すると、インストールができるようになります。

iOS 15のメイン機能がMacに

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Image: Caitlin McGarry - Gizmodo US

iOS 15でFaceTimeのSharePlayと集中モードを先に試してましたが、Macでの使い勝手もほぼ同じ。もちろん機能自体は同じでも、使う端末が違う=環境や作業内容も異なるので、機能に対する感想はちょっと違ってはきます。たとえば集中モードの通知ですが、iPhoneで使う時ほど効果を感じませんでした。というのもMacは仕事でしか使わないので、使っているソフトも仕事が基準。つまり、(業務連絡用Slack以外で)、ポンポコ通知が頻繁に来ることもないのです。スマホ依存と違って、仕事用端末のデスクトップに依存の心配は(私は)なかったです。

FaceTimeの新機能はMacでも良き。ただ、スクリーン共有がちょっと微妙という気はします。画面共有のコントロールが見つからなかったり、共有やめたいのにすぐオフにできなかったり(一度通話を切らないとダメだった)と、ちょいちょい使い勝手が悪いところが見受けられました。パブリック版のバグということで、正式リリースでは修正されていることを期待。

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FaceTimeのポートレートモード。
Image: Caitlin McGarry - Gizmodo US

iPhoneやiPadでFaceTimeのポートレードモードをよく使いますが、iMacの1080pフロントカメラでのポートレートモードはレベルが違いました。今後、ビデオ会議はもうコレ(ポートレードモード)一択ですね。FaceTimeだけでなく、サードパーティ製のビデオ通話アプリでもポートレートモード使えることころがありがたい!(M1 Macのみ対応)。

メッセージアプリのあなたと共有機能を使うと、友達が送ってくれたコンテンツ(リンクや画像など)を、あなたと共有エリアで確認できるのも便利(対応アプリのみ)です。

iOS 15とMontereyのコンボで、iPhoneとMacが今まで以上にシームレスになっています。Macの世界観が変わるとまではいきませんが、端末間の連携によって全体の使い勝手はかなり上がります。

新SafariはMacではまだマシ

iOS 15/iPadOS 15のSafariのデザインチェンジは、正直最悪だと思いますが、なぜかMacだと少しマシに感じる。iPhoneで使うのと違って、タイピング中か否かでアドレスバーが動かないので、それだけでもかなりマシ。ウェブサイトと色を合わせたタブもわかりにくくてイヤですが、慣れればライトモードとダークモードをページによって使い分けていると思えなくもない。ちなみにこの機能はオフにできるので、イヤならオフにしちゃいましょう。

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Screenshot: Caitlin McGarry - Gizmodo US

タブとアドレスバーが同じ真ん中寄せなのも気になってます。なんか窮屈な印象。タブグループでまとめてしまうのも手ですけどね。タブグループは、Safariのサイドバーから使えるところがいいですよね。

個人的に理解できないのが、リロードのボタンが消えるという仕様。サイドバー横の楕円のMoreメニューにカーソル持ってくると、リロードボタンが出てくるというハック見つけましたが、そもそも消えなくていいんですけど。消えた方がいいことってあります? この仕様、困惑する人多いと思います。

AirPlay良き!

(とかいいつつ、本当はそれよりユニバーサルコントロールを早く使いたい!)

アップルのAirPlay 2は、アップル端末からアップル端末へキャストする便利機能。私的にはApple TVかAirPlay対応のスピーカーにキャストするのによく使っています。今までiPhoneからMacにはキャストできなかったんですが、Montereyでできるようになりました。

最初はコレいる?って思いましたけどね。AirPlayで音楽キャストしなくても、Apple MusicやSpotify開けばいいことだし。YouTubeをMacにビームしなくても、MacのウェブブラウザでYouTube見ればいいし。アップル的には、iPadのお絵描きアプリをMacのスクリーンにAirPlayで飛ばすのをアピールしてたのでやってみました。iPad Proの落書きをミラーリングでMacへ。リアルタイムで落書き表示、ラグなしでした。

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Image: Caitlin McGarry - Gizmodo US

AirPlayをMacで活用するなら、アップルのワークアウトサービスFitness+が有効かなと思います。受けたいワークアウトのクラスをiPhoneからMacにキャストして大きなスクリーンを見ながら運動できるのはいいですよね。実際にやってみたのですが、オーディオでちょいトラブルあり。しかも選んだクラスは、AirPlayはオーディオのみ対応だったのに。

MacからMacにAirPlayで飛ばすこともできるのですが、手持ちの端末に全部ベータ版OSをいれる勇気はなく、これはまだ試していません。ユニバーサルコントロールと合わせて、正式リリースが来たらやってみようと思います。

ちなみに、Mac間でのAirPlay対応は2018年以降のモデルのみ。使っていない端末をキャストしてサブモニターにするというアイディアは、端末のモデル次第です。

かゆいところに手が届く

昨今のmacOSの中では、Montereyはダントツ細やかな気遣いがあると多います。つまり、小さいけれどMacに大きな改善をもたらしてくれる機能が多いということ。iPhoneのショートカットアプリでMac上での自動化が楽になるし、どのアプリで何をしててもすぐメモできるクイックメモは、ToDoリストマストな私にはこの上なく便利です。

気遣いでいうと、出荷状態へのリセットがiPhoneやiPadと同じようにMacでも楽にできるようになったこと。ディスクユーティリティとか面倒な手順がなくなって、環境設定から全消しできるのは本当に楽です。

その他、テキストの認識表示などM1端末オンリーの機能もあります。Visual Lookupという画像に写っているものについて調べてくれる機能も良かったです。

ざっと使ってみただけで、Montereyに対する満足度はすでにかなり高かったです。しつこいですけど、これにユニバーサルコントロールが加われば、満足度はもっともっと上がるはず。正式リリースが待ち遠しいですね。

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