どこでも働ける時代だから、最適なツールを。
働き方の変化が、今ではそれが当然になってきています。オフィス勤務がメインで、在宅勤務・リモートワークはあくまでも補助。コロナ禍以前はこうした働き方がメインでしたが、新型コロナ拡大によって、在宅勤務・リモートワークが中心で、たまーに出社という企業も多くなっている印象です。
そう、これからの働き方はオフィス・在宅・リモートが共存して、ロケーションに依存せずに生産性を上げるハイブリッドワークが求められています。
そのニーズに応えられるWeb会議ツール「Webex」の大きなアップデートが発表されました。
ハイブリッドな働き方を支援する「Webex Suite」
Webexは2020年9月から2021年5月の9カ月間で800以上の機能が追加されています。いや、800て……!
その機能のすべてをひとつにまとめたのが「Webex Suite」で、「会議」「電話」「メッセージ」などこれまでバラバラに提供されていたツールをまとめて利用することができます。
「Webex Suite」のすべての機能は紹介しきれないので、重要なところを厳選して紹介していきますね。
■会議の双方向性とエンゲージメントを最大にする「Slido」

オンライン会議は便利だけど、どうしても発表が一方的になってしまいます。周囲からの発言が減ったり意見を集めたりするのが難しくなるのが、オンライン会議の欠点ですよね。
これを防ぐため、Web会議に双方向性をもたせられるのが「Slido」。手元のスマホやPCを使って質問やアンケートをやり取りできます。ユニークな機能としては「クイズ」なんて機能も。
オンライン会議はもちろん、オンライン授業などにも良さそうですね。社内のレクリエーションやイベントといった顔を突き合わせたコミュニケーションの代わりになりそうな予感もします。なお、このSlido、今まで月額3万円かかっていたサービスですが、今後Webexの有償ユーザーは追加費用なしで提供されるとのこと。
■発言者の雑音を除去する高精度なノイズ除去

AIを使ったノイズ除去機能も強力です。ビニール袋のカサカサ音も的確にカットしてくれますよ(コンビニ袋からごはんを取り出しつつもWeb会議できます。しないと思うけど)。
実際、どのくらいの効果があるのか?はこの記事であみとうさんがレビューしているのでぜひご確認を。かなり強力です。
ちなに、今後は後ろで話している人の声を除去する機能も追加予定とのこと。背景の声を消せるとなると、自宅では家族の声、コワーキングやオフィスでは周囲の声を気にしなくてよくなるのは助かりますね~。
■資料の前に自分を合成、イマーシブシェア

共有資料とビデオの合成ができるという機能。つまり、プレゼンテーションの中に自分を組み込めるんです。まさにホワイトボードの前で発表しているような、臨場感のあるプレゼンが行なえます。簡単にいうと、ニュース番組のお天気お姉さんみたいになれます。
しかもこれスイッチャーとかなく、ソフトウェアだけでいいんですよ! すごくない?
■オフィスの電話番号をモバイル端末で

オフィス業務では必須な「電話」に関してもアップデート。
クラウド電話サービス「Cisco Webex Calling」では、在宅勤務中でもWebexのアプリから会社の番号を使って電話をかけられたり、受けられます。
しかも電話を受ける時は、会社の固定電話と手元のスマホの両方にコールがかかってくるという便利さが利点。在宅中でも、社用電話が手元にあるように使えるわけです。ちなみに、SIMの無いスマホでもWi-Fiで通信できていれば電話を受けたり発信できますよ。
自分の番号からコールすると相手にも不審がられてしまいますし、これはハイブリッドな働き方と相性がいいですねー。
■オフィスでも自宅でも。さまざまなシーンで使えるWebexデバイス

専用ハードウェアが用意されているのもWebexのポイントですね。
オールインワン卓上型、フリーアドレス型、USB型、パーソナル型など多彩なラインナップで、個人のデスク、会議スペース、モバイルシーンとロケーションが限定されず使えるのがいいですね。もちろん、スマホでも使えます。
このほかにも、WebexではAPI/SDKも用意されます。たとえば、チャットボットや電話予約サービスなどもWebexと組み合わせたりることができたりとかも。これ、社内のやり取りだけでなく、さまざまなサービスのプラットフォームとしても進化していくのかも?
こうして新機能モリモリのシスコのWebex。便利そうかも? と、気になった方はこちらからどうぞ。無料での体験もできますし、導入人数が多くても、初年度は40人分のライセンス料金だけでスタートできるみたいですよ!
Source: Cisco