本人が否定していますし…。
これまで起こした数々のイノベーションから、前Apple(アップル)CEOのスティーブ・ジョブズ氏と並んで語られることもあるイーロン・マスク氏。そんなマスク氏ですが、近日話題になっている「AppleのCEOの座を要求した」という報道を否定しています。
ことの始まりは、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の記者ティム・ヒギンズの著書「Power Play」の内容です。2016年に現Apple CEOのティム・クック氏とマスク氏は、苦境に陥ったTesla(テスラ)の買収について電話で話し合っていたそう。その際にマスク氏は、自分がCEOになることを条件として提示。クック氏はTeslaのCEOだと勘違いし同意しましたが、マスク氏が「いやいや、AppleのCEOだよ」と訂正したとのこと。そしてクック氏はなんと「Fuck You」と要求を拒絶し、物別れに終わったというのです。
Cook & I have never spoken or written to each other ever.
— Elon Musk (@elonmusk) July 30, 2021
There was a point where I requested to meet with Cook to talk about Apple buying Tesla. There were no conditions of acquisition proposed whatsoever.
He refused to meet. Tesla was worth about 6% of today’s value.
クック氏の口からFワードが飛び出した…というショッキングな内容ですが、マスク氏はTwitterで「クック氏とは話したことも手紙を書いたこともない」と、その内容を全否定。Teslaの買収についてAppleに掛け合ったのは本当のようですが、それも拒絶されたようです。
AppleとTeslaの緊張関係は以前から続いており、自動車開発の際には両社が人材を引き抜きあっているとも伝えられました。さらに、マスク氏も以前「AppleはTeslaで働けなくなった人材の墓場だね」と挑発的な発言をしていました。
あの温和なクック氏がFワードを発するとは、個人的にはちょっと信じられないんですけどね…。この真相が明らかになるのは、クック氏とマスク氏のどちらもが引退した後になるのでしょうか。実に気になりますね。