※iPadOS 15への言及について、取材に基づく許可を得て掲載しています
今秋リリースされるiPadOS 15には「クイックメモ」という機能がありまして。
どんなアプリを開いていても、右下からひょいっとスワイプすればメモが現れるんです。これがズルいんですよ。
というのも、このメモアプリはiPad上で唯一「5つめのアプリ」として起動できるんです。
5つめのアプリってどういうこと?
従来、iPadでは同時に使えるアプリは4つまででした。
画面を左右に分割して2つのアプリを同時に使える「スプリットビュー」。
アプリの上に細長いアプリを浮かせて表示できる「スライドオーバー」。
ネトフリなどの動画を小窓で見られる「ピクチャインピクチャ」。

これらを組み合わせれば、4つのアプリを同時に起動して使うことができました。このおかげで映画を見ながらTwitterを監視しつつ、PDFを見ながらノートを取る、なんてことができたわけです。そんな人がいるかは別として。
ところがiPadOS 15からは、この4つに加えて「クイックメモ」を起動すれば、メモが5つめのアプリとして起動できるんです。これができるのは純正メモだけ。ずるーい。
しかも、どんなアプリをいくつ開いていても、メモアプリだけは右下からいつでも起動できます。どんな状況でも取り出せるってメモとしてはこの上なく便利じゃん。
サードパーティのノートアプリの立場は...
「Notability」や「GoodNotes 5」、「Noteshelf」など、サードパーティにはたくさんの強力なノートアプリが存在していて、それぞれに熱いファンがいます。僕もNotabilityは好きで使っています。
しかし純正アプリが使い勝手で優遇され続けるなら、いっそすべて純正アプリを使ったほうが効率がいいのかな?と思うようになりました。こういうアップデートのたびに、気に入って使ってきたサードパーティアプリが見劣りしてしまってちょっぴり悲しくなります。
ただし、クイックメモ以外の機能ではサードパーティアプリの方が便利な点が多い(OCRとか、PDFへのカキコミとか)のがまた悩みどころです。
みなさんはiPadのノートアプリ、純正派ですか?サードパーティ派ですか?それとも使い分ける派?
※画像は全てiPadOS 15 のパブリックベータのものです
※iPadOS 15への言及について、取材に基づく許可を得て掲載しています