iPhone 13では「動画用ポートレートモード」が使える!?

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  • author Victoria Song - Gizmodo US
  • [原文]
  • 塚本直樹
iPhone 13では「動画用ポートレートモード」が使える!?
Image: Victoria Song - Gizmodo US

もはや一眼いらず?

iPhoneの写真アプリで利用できる「ポートレートモード」は、被写体の周りをぼかすことで(一眼カメラで撮影したような)ボケを活かした写真を生成してくれます。さらにBloomberg(ブルームバーグ)の最新報道によれば、「iPhone 13シリーズ」では「動画用ポートレートモード」として、動画でも同じようなボケを活かした撮影が可能になるかもしれないんです。

ポートレートモードはiPhone 7 Plusから導入された機能で、被写体と背景とを機械学習データに基づいて判断し、背景だけをぼかします。機能の導入当初は、被写体の髪までぼかされてしまったりとあまり精度が良くなかったのですが、iPhoneと機械学習データの発達により、最近では十分実用的に利用できるようになりました。ある意味、ソフトウェアの力で一眼カメラのボケを再現した機能ともいえるでしょう。

そしてBloombergによれば、iPhone 13の動画用ポートレートモードは「シネマティックビデオ」と呼ばれており、深度センサーを利用することで被写体と背景を判断し、ボケ効果を生み出します。また、撮影後にボケ具合を調整することも可能だそう。これはまさに、ポートレートモードの動画版といっても過言ではなさそうです。

さらに動画の保存フォーマットとして、iPhone 13では新たに「ProRes」が導入されます。これはiPhone 12 Proシリーズで導入された写真用の「ProRaw」と同じく、より多くの情報を撮影データに盛り込むことで、再編集時の画質劣化を最低限に抑える…というもののようです。

それだけでなく、カメラアプリのフィルターの種類が増えることも報じられています。新たなフィルターとしては「色温度調整」「コントラスト調整」、そして明るい場面でも影や実際の色を正確に表現できる「バランススタイル」が追加される、とのこと。夕方や蛍光灯の下など撮影条件が厳しい場合に、これらのフィルターは活躍しそうです。

新モデルが登場するたびにハードウェアとソフトウェアの合わせ技で、急速に撮影画質を高めてきたiPhone。動画撮影のボケだけは一眼カメラの独壇場だと思っていたのですが、これもソフトウェアの力で再現できてしまうとすると…業務用途を除き、一眼カメラを使う機会がますます減ってしまいそうで、少し寂しくもありますね。

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