リアル商業との親和性がどれだけ高くなっていくかも期待したくて。
メタバースという言葉があっちこっちそっちで飛び交っている昨今、バーチャル空間やミラーワールド、デジタルツインに対して好意的な人もいれば、否定的な人も多く可視化されるようになってきました。
まだね。メタバースってなんなのかって基準となる考えがないからしゃーない。「あんなこっといいなできたらいいな」の夢と、「機構的に考えたら」の現実派に分かれるのはしゃーない。ユニバース(宇宙)がメタ(多次元)に繋がる世界の構築って、22世紀とか23世紀くらいをイメージした創作じゃないと想像しにくいところがあるし。
と思っていました。でも、10月半ば以降からの体験で、もちょっとフォーカスが合わせられるようになるかも。
9月13日、KDDIはバーチャル渋谷ワールドで、「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス 2021 ~ FUN FOR GOOD ~」を開催すると発表しました。5Gネットワークを活かして、リアルワールドとバーチャルワールドを融合し、ボーダーレスな未来社会を創造するといった視点も入っているみたいなんですコレ。
バーチャル渋谷のスクランブル交差点で、カタールW杯アジア予選のパブリックビューイングをみんなで見る。バーチャル密になっても大丈夫。
アバターによるバーチャル路上ライブはリアルな渋谷にもAR投影され、さらにリアル空間のオーディエンスをバーチャル渋谷会場にも反映させます。
そして3Dスキャナー、もしくはスマホアプリで自分の全身を撮影して3Dデータ化、リアルアバターとしてバーチャル渋谷にアクセスできるようにもなります。
このリアルとバーチャルが溶け込む体験として、バーチャル渋谷内の店舗でバーチャルフィッティングして、気に入ったら通販できるというのが面白い。リアルアバターを使うメリットが高まります。
従来まではバーチャル空間で完結する催しでした。しかし今年はリアル空間の人や企業と積極的に重ねていき、フィジカルとデジタルを融合させることに注力するものと思われます。KDDIのこのアプローチがメタバースの最適解となるかどうかはわかりませんが、スマボ画面からアクセスできるサービス=多くの人がログインするサービスとして、1つの指標になるんじゃないかなって思えます。
イベントの具体的な内容やタイムスケジュールは後日発表されるとのこと。期待して待ちましょう!
Source: KDDI/YouTube