盛り付けスキルを問われそう。
アメリカでは最近『ザ・シンプソンズ』や『ホーカス ポーカス』などテレビ番組や映画をテーマにしたレシピ本が発売されていますが、早くも新作お料理ブックが登場しました。
発売されたばかりの『Alien: The Official Cookbook』は、その名の通りリドリー・スコット監督による1979年の名作SF映画『エイリアン』をテーマにした料理本。しかも公式本なんだとか。 あの恐ろしくて食欲どころではないクリーチャーを、著者のChris-Rachael Oselandさんが美味しそうなごちそうへと仕立てました。グロい生命体ばかり出てくる映画と料理の組み合わせってどうなの?と疑問に思うかもしれませんが、意外なことに以前にもレシピのインスピレーションになってるようです。
公式サイトにはこのような説明が…。 「ゼノモーフの恐ろしいライフサイクルという旅を通して友人たちを楽しませましょう。『Alien: The Official Cookbook』はカルトフランチャイズの『エイリアン』に着想を得た50のレシピをまとめています。アボカド・ゼノモーフ・エッグ、チキン・フェイスハガー・コルドン・ブルーなど奇妙な形状であろうとも、食欲を刺激するレシピばかり。『エイリアン』フランチャイズのファンだろうと、奇抜な前菜を求めているだけだろうと、この料理本は目と味蕾を感動させるでしょう。ようやくあなたが宇宙最強の捕食者になる番です」
本の表紙と4つのレシピをご紹介。
異色っぷりが伝わる歯や卵、触手モチーフの料理の数々

まずは表紙から。映画で見たエイリアンのごとくグロいと思うか、遊び心があって面白そうと思うか、美味しそうと思うか、意見が分かれそうなメニューの写真が並んでいます。
昔懐かしのボローニャ・キッシュ・カップス

このレシピについて著者は、「『エイリアン』が1979年に公開されたので、やはりレトロな1970年代にインスパイアされたレシピで敬意を表するのは当然」とコメントを残しています。だから作り方には茶目っ気たっぷりに、ボローニャソーセージのスライス18枚が「ゼノモーフの卵が割れるかのように少し開きます」と書いてあるんですね。
フェイスハガー・チーズボール、千切れるボディとともに

えっ?あのフェイスハガーがこんなに映えるメニューになるんですか!? 触手を千切って、チーズディップにつけて食べましょ。
とぐろを巻いたチェストバスター・ベジ・パスティラ

作り方に「盛り付けのために血のような土台に載せたければ…」なんて書かれているレシピ、最高です。
丸ごとロースト・キャロット・チェストバスター・サプライズ

こちらもチェストバスターのレシピですが、パスティラより簡単そう! ニンジンをあの勢いの良い幼体に見立てています。付け合わせにも良さそうですね。
ちょっと気が早いですが、今年のハロウィンに作ってみたいかも。
Source: Titan Books