今まで見てきたVR展示会のなかでもっとも素晴らしいと思う!
ゲームの祭典、東京ゲームショウ2021がはじまりました。幕張のオフライン会場は、ゲーム業界人とメディアの取材スタッフやインフルエンサーしか入れませんが、かわりに誰でもVR空間内でゲームコンテンツと触れ合えるVR会場こと「東京ゲームショウ VR 2021」もはじまったんですよ。入場料はあるのかって? もちろん無料です!
アクセスに必要なのはWindowsかMac用の専用アプリ、またはWindowsと接続したVRヘッドセット、でなきゃ単体で動くOculus Quest/Quest 2です。マルチプラットフォームで、1つのインスタンスに12人まで同時にログインできます。

Oculus Questで体験できるVR展示会は、いままでにもいくつかありました。しかし使用しているプラットフォームの関係上、スッキリとした展示内容のものばかり。Oculus QuestとPC VRとの差は大きいな、と思えました。

しかし東京ゲームショウ VR 2021のVR会場は違います。ワールド全体は広大だし、情報量もめちゃいっぱい。クオリティは従来のPC VRを使うVR展示会と遜色ありません。またゲーム要素やコレクト要素もある。アバターの姿で同時にアクセスしている人と「どんなゲームが好き?」と雑談だってできちゃいます。

さらに言うなら、世界観の作り方が見事です。従来のオフライン会場は区画化されたブースが綺麗に並ぶスタイルで時に断絶を感じるところがありましたが、VR会場は協賛企業全員が手を取り合い、VRならではの空間の使い方を模索しながら東京ゲームショウ VR 2021の世界そのものを作り上げています。ここにあるのはゲームへの愛そのもの。SwitchもPS5もXbox SeriesもスマホもVRもみんな仲間、全部に楽しいゲームがあるよね!という夢と希望に満ちた空間なのです。

メインホールにある巨大チョコボをモフモフできますし。

765プロの事務所にも聖地巡礼できちゃうし。

高木さんと一緒に夕方の教室でたたずむことができるし。

獣の巨人となったジークに岩石の飛礫を投げてもらえます(なお静止状態なので安全です)。

いやあ、この進撃の巨人ブースはマジでトピックだと思う。

インパクト大なシーンをいろんな角度から見ることができるのは、VRならではの楽しみといえるでしょうから。

協賛企業によっては、特設ステージでさらなるコンテンツも楽しめます。ノレます。ゲームグッズが購入できるEC機能と連携したワールドもあり、そちらはスマホからでもログインできます。
VR会場にゲームの試遊機能はありませんが、こちらは実機でカバー。体験版無料トライアルが提供されていますよ。行列に並ばず、興味をもったタイトルを試せるのだから、これもまたオンラインのメリットを生かした施策といえますね。
Source: 東京ゲームショウ VR 2021