ちょっとしたライフハックかも。
iOSには、アクセシビリティという視覚・聴覚・身体機能をサポートし、端末を使いやすくする機能があります。iOS最新版となるiOS 15には、脳の多様性「ニューロ・ダイバーシティ」の観点から追加されたBGM機能があるんです。心をリラックスさせ集中力を高めるために常に再生しておけるBGMで、デフォルトで6パターン(バランスの取れたノイズ・ブライトノイズ・ダークノイズ・オーシャン・雨・ストリーム)用意されています。
これ、脳の多様性なんてこと言わずとも、誰だってリラックスや瞑想に重宝するBGM。雨なんて聞いているだけで気持ちが落ち着いてきます。嫌な雨じゃなくて、体を休めようと思える雨の音。あったかいお茶が飲みたくなっちゃう。iOS 15のSafariでアドレスバー表示を上部固定にしつつも、なんでこんなことに!? とイラっときた人も、どうぞ雨の音でリラックスしてください。
BGM機能の設定方法
【設定方法】
設定>アクセシビリティ>聴覚サポートからオーディオ/ビジュアル>バックグラウンドサウンドをオンに。
バックグラウンドサウンドのページでは、音量やサウンド6パターンの選択、メディア再生中に使用するか(メディアの音量)、ロック中のBGM停止を設定可能。
iOS 15のアクセシビリティ機能は、他にもMade for iPhoneによる双方向補聴器サポート、ヘッドフォン調整機能でオージオグラムの認識、アプリごとのテキストサイズの設定、iOS 15の目玉機能である画像内のテキスト認識によるVoiceOverでの画像探索などがあります。
Appleのグローバルアクセシビリティポリシーおよびイニシアティブ担当シニアディレクター、サラ・ヘルリンガー氏は、プレスリリースにてこう語っています。
Appleは長い間、世界最高のテクノロジーはすべての人のニーズに対応できる必要があると感じており、私たちのチームは、私たちが作るあらゆるものにアクセシビリティを組み込むよう常に懸命に取り組んでいます。