TILTAの新型マットボックス「Mirage」は可変NDをワイヤレスで操作できる優れもの

  • author ワタナベロク
TILTAの新型マットボックス「Mirage」は可変NDをワイヤレスで操作できる優れもの
Image: TILTA

映像に関わる人であれば聞き慣れたメーカーであるTILTA(ティルタ)から、カメラレンズに装着して余計な光をカットすると同時に、フィルターを固定する役割を果たすマットボックス「Mirage」が発売されます。

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Image: TILTA

Mirageは非常に軽量(約130g)かつコンパクトで、モーター駆動で可変NDフィルターのリモートコントロールを可能にします。ND非搭載のカメラでも、あたかも内蔵NDのようにレンズに入る光量をワイヤレスでフレキシブルに変更することができるわけです。円形のVND(バリアブルND・可変ND)を取り付けられるので、内蔵NDや角形NDでは難しい撮影中の無段階濃度調整が可能。明るい屋外から室内にカメラをワークするときに便利で、ワイヤレスで濃度を変更できるため、ステディやジブアームに取り付けたカメラでも使用できます。

Video: CineD Japan / YouTube

Nucleusシステムをそのまま流用可能

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Image: TILTA

専用のVNDにはシネレンズのギアと同じピッチのギアがあり、専用のコントローラーやTILTAのNucleusシステムのコントローラーでもNDの濃度をコントロールすることができます。

Nucleusのエコシステムをそのまま流用できることは、多くの映像カメラマンにとって朗報です。すべて同じ通信方式を採用しているため、チャンネルを変更するだけで手元のコントローラーひとつですべてを操作できます。

最大95mm径までのレンズに対応

Mirageは従来の映像業界でスタンダードである4×5.6角形NDではなく、スチール業界で使われることの多い円形NDフィルターを採用。

前作のミニマットボックスはフィルター径85mmまでしか対応していなかったんですが、新作のMirageは95mmまで対応。SIGMAのシネレンズをはじめ、より多くのシネレンズに取り付けることができるようになりました。

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Image: TILTA

このマットボックスの登場で、デジタルシネマの世界に変化が訪れそうです。内蔵NDがないことで選択肢から外されることのあった小型のシネマカメラ(KOMODOやFX3)も使えるようになるし、より一層業界の機材の小型化に期待できます。筆者の所有するシネマカメラはND内蔵しているBMPCC 6K Proなので、ふだんは必要はありませんが、案件によってはレンタル機材を使うことも多く、内蔵NDがないカメラの際に導入を検討してみようと思います。

Mirageは現在予約受付中で、価格はマットボックスのみで119ドル(約1万3000円)、ワイヤレスモーターやVNDが付属したフルパッケージ版で599ドル(約6万5400円)となっています。

Source: TILTA

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