心地良く起きれば、1日の活動に良い影響も。
空調機器で知られるダイキンと電子機器や携帯電話の京セラがタッグを組み、それぞれの強みを活かして全く新しい目覚まし「パフォーマンス向上起床システム」なるものを開発しました。
空気の渦と自然光を再現したLED
ダイキンが作ったのは、天井に取り付けた器具が寝ている人の顔をサーモセンサーで検知し、そこに空気の渦輪(うずわ)を一定リズムで放出して起こすというシステム。「ふわっふわっ」とやさしく頬をなでる感触が心地良いのだそうです。京セラは紫色LEDとRGB蛍光体調合技術を使い、自然光に近いやさしい光を浴びせるLED照明を作りました。2つが組み合わさることで、快適な目覚めが期待できるそうです。
目覚まし次第で人にやさしくなれるかも?
この技術を東北大学の学生20名でテストしたところ、脳内血流の変化などから脳の活性度が高く、起こし方が快適だったことが確認されました。東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授の研究によると、前頭葉が活性化するほど頭が冴えて高いパフォーマンスを発揮できて、人にやさしくできるなど感情をコントロールしやすいと言われています。
「パフォーマンス向上起床システム」で快適に起きることができれば、日中のパフォーマンスが向上して人にもやさしくできるようになるかもしれませんね。確かに不本意に起こされたら一日中機嫌が悪いこともありますし、良い目覚めならご機嫌なのは身に覚えがありますよね。もしパンケーキとかおいしそうな香りもあれば、もっと幸せな気分で起きられそうです。
この発明は、10月19日より開催される「CEATEC 2021 ONLINE」京セラブースで詳しく見られるようです。是非とも覗いてみましょう。
Source: facebook, CEATEC 2021 ONLINE via DAIKIN via くらテク