最大伝送距離6kmってマ?
ジンバルやドローンガジェットで世界をリードするDJIが、新しいカメラ「DJI Ronin 4D」を発表しました。Roninといえばデジタルカメラのジンバルとして知られてきましたが、今回のモデルは映像制作に全力ぶっこんだ、DJI史上最もパワフルなカメラシステムだそう。
まず、業界初となる垂直方向のぶれをなくすZ軸を従来の3軸ジンバルに追加。これにより4軸安定となり、ドリーなしでもスライダー撮影や、本来ならスロープが必要な階段での撮影もなめらかに行えるとのこと。撮影工程全体がよりコンパクトになりますね。

メカメカしい4軸安定アームの先には、これまたメカいLiDARフォーカスカメラが搭載。これが鬼のフォーカスっぷりを実現し、なんとMFレンズまでオートでフォーカスしてくれる。カメラの上にピント専用のカメラを乗っけてるわけですよ。
肝心のカメラは、新たに登場したフルサイズセンサー搭載の「Zenmuse X9」。6Kと8Kの2種類が用意され、どちらもApple ProResとProRes RAWの内部収録に対応。9ストップのNDフィルターを内蔵し、撮影者が自由に制御できます。

とまぁ、圧倒的なフルアーマーシネマカメラシステムとして登場したのが、今回の「DJI Ronin 4D」。最大約6km(日本では約4km)まで1080p/60fpsの映像を伝送できるO3 Pro伝送技術のおかげで、ワイヤレスの完成度も一級品です。自己完結度高すぎぃ!
お値段は「DJI Ronin 4D-6K」が86万9000円で2021年12月発売予定、「DJI Ronin 4D-8K」が132万円で発売日は未定。ワンストップシネマカメラの極致、ここにあり。