これモバイルディスプレイを買うよりいいんじゃ?
いまやM1チップを積んだiPad Proの12.9インチモデルには、Liquid Retina XDRの鮮明画像が美しいミニLEDディスプレイが装備されるようになりました。これって、ただメールをチェックして、読書に使ってという用途などだけには、もったいなさすぎです。もちろん映画鑑賞マシンには最適ですけど、よほどのクリエイターでもなければ、本当の意味で使いこなせていないのでは…?
これまでMacユーザーには、iPadをMacのサブディスプレイとして使えるようにするドングル「Luna Display」が用意されていたものの、Windowsユーザーには非対応。ところが、ついに正式にLuna DisplayのWindows対応が、Astropadからアナウンスされましたよ! Luna DisplayをPCのUSB-CポートないしはHDMIポートに差し込んで、PCとiPadに対応アプリをダウンロードすれば、iPadがセカンドスクリーンに早変わり。タッチ操作もApple Pencilも使えてしまいます。

macOSに「Sidecar」なる新機能が追加されてしまったため、わざわざ有料のLuna Displayを購入せずとも、MacとiPadのコネクションは成立するようになりました。これにてLuna Displayも衰退の一途をたどるのかと思いきや、まずは昨年から、Kickstarterプロジェクトにて、Windowsユーザー向けに機能拡充を限定的に提供開始。やはり需要は大きかったのか、新たに日本円にして1万円台半ばとなる129ドルの販売価格でオフィシャルに提供されていくようです。少し値は張るものの、別にモバイルディスプレイを購入するより安上がりで済みそうですし、なんといっても、常にiPadは持ち歩いているというWindowsユーザーには大歓迎でしょう。ちなみにPCとiPadの伝送遅延時間は、わずかに16ミリ秒となっており、実用性も高そうです。
Source: Astropad