ハード×デジタル処理のあわせ技。
Googleから新しく発表されたPixel 6、Pixel 6 Proは、同社初の独自プロセッサTensorが搭載されています。これによってカメラの性能がアップ。

いろんな表現ができるようになりました。なかでもPixel 6シリーズで使えるモーションモード(ベータ版)は感動的。写真の表現の幅がめちゃくちゃ広がりそうです。
長時間露光撮影が手軽に

被写体のサーッとした動きを表現できる長時間露光撮影ができるようになりました。撮影方法は簡単。Pixel 6のカメラアプリに新しく登場した「モーション」ボタンをタップし「長時間露光」を選択。そのままカメラを動かさずに構えるだけで、三脚を使わずともすぐに長時間露光撮影ができます。
一般的なカメラで長時間露光を撮影するときは、シャッタースピード、絞り、ISO感度を自分で調整して手ブレは絶対にNG。手ブレ防止のために三脚はマストで必要だし、レリーズも用意したほうがいい。さらに昼間に撮影するならNDフィルターも必須。シャッターを長く開けないといけないのでカメラのバッテリー消耗も激しくフル充電しておいたほうが安心……という感じで、ハードルが高い撮影方法です。それをPixel 6のコンピュテーショナルフォトグラフィーなら手軽に撮影できてしまうとは。カメラ体験自体が変わりそう。
モーションモード(長時間露光)

通常モード

モーションモード(長時間露光)

通常モード

流し撮りで躍動感も
カメラで撮影するには難易度がかなり高い「流し撮り」もPixel 6のモーションモードで撮影できます。同じく「モーション」→「アクションパン」のボタンを押すだけで、背景をブレさせてスピード感を演出する写真が撮影できます。
普通のカメラで流し撮りをするときって、シャッタースピードを調整して、被写体の動きを予測して身体を動かしてようやく撮影できるもの(運動神経も必要な気がする)。それをスマホで簡単に撮れてしまうのは、末恐ろしいです。

モーションモード(アクションパン)

通常モード

かなり技術の必要な撮影もデジタル処理で簡単にできるようにしてしまったPixel 6。まだベータ版ではあるものの、期待大ですね。運動会シーズンであり、行楽シーズンであるこの秋……大活躍しちゃうやつじゃないですか。
Source:Google