これなら簡単に操作できそう。
すっかりブームが過ぎ去った電動立ち乗り二輪車セグウェイですが、Segway(セグウェイ)社を買収したNinebot(ナインボット)社は同製品を楽しみ続けるための拡張キットを現在も開発し続けていて、今回は新たにシューティングも楽しめるカートにカスタムできるキット「Ninebot Mecha Kit」を発表しました。
Ninebot社がセグウェイを別の乗り物へと変身させるキットを開発したのは、これが初めてではありません。2018年には当時1000ドルだったセグウェイの小型版miniProを、ブレーキとアクセル用のペダルとハンドル付きのゴーカートにするキットを発売しています。

「Ninebot Mecha Kit」の対応機種はNinebot S-Pro、Ninebot S、Ninebot S Kidsで、キットの底にセグウェイを括り付けて合体させるようです。カート型の乗り物になったので、乗り手は身体を前後へと傾けるのではなく、シートの両側についた2本のジョイスティックで操縦することになります。そしてジョイスティックはセンサーを搭載しているので、カートへの乗降時に触ってしまったとしても急に加速して走り去ってしまうことはなく、動くのは握られている時のみです。そして水弾を放つブラスターも搭載しています。
「Ninebot Mecha Kit」ではうつぶせに倒れる心配がないのでセグウェイを単体よりもだいぶ安全そうですが、座席の両側に備わっているブラスターを使った場合にはそうと言えないかもしれません。ブラスターが撃ち出すのはスポンジ弾ではなく水で膨らますタイプのビーズで、ペイント弾よりも柔らかく(乾燥すると塵になるそう)ですが、撃たれたいと思う人はいないでしょう。PR動画や画像では皆が安全ゴーグルを装着していたので、水弾がどの程度の威力かは想像がつきます。
「Ninebot Mecha Kit」はスマホアプリからラジコンのように操作することも可能なので、ロボット同士が対決するバトルボッツのまねごとのお金をかけた版もできそうです。キット自体の価格は500ドル(約5万7000円)、セグウェイの一番お手頃なモデルは子供用で400ドル(約4万5000円)になります。