バレンシアガのテックでオシャレなサングラス、ただロゴが光るだけ…

  • author Victoria Song - Gizmodo US
  • [原文]
  • 福田ミホ
バレンシアガのテックでオシャレなサングラス、ただロゴが光るだけ…
Image: Balenciaga

この極太テンプルに何かすごいものが…と思いきや。

ウェアラブルデバイスにおいては、ファッション性とテクノロジーの両方が求められます。スマートウォッチがそこそこ広がった今、次に期待がかかるのはスマートグラス。未来のウェアラブルがどんなものになるかわかりませんが、その片鱗は多分このBalenciaga(バレンシアガ)のLEDサングラスで見られ…なさそうです。

こちらのサングラス、サイドのロゴ部分にLEDライトが入ってて、光るんです。それだけです。あ、でも、High Snobietyによれば、タッチセンサーも入ってるので、LEDを点けるときは本体をタップするんです。充電はUSB、ハイテクですよね。USB-Cじゃなかったり、使用時間がスペックに入ってないのはちょっとうっかりしてました。でもLEDは単色じゃないし、ファッショナブルですね!

といいますか、なんといってもバレンシアガです。それもテクノロジーと融合したバレンシアガです。レンズにもちゃんとロゴが刻印されてます。だからお値段1,035ドル(約11万円)で、記事翻訳現在プレオーダー受付中です。ちなみにバレンシアガの普通のサングラスはだいたい500ドル(約5万5000円)弱ってとこなんで、LEDが付いたことで倍になってるんですが、そういうコスい計算をしてはいけないような圧がファッションの世界にはありますね…。

しかもこのLEDサングラス、2代目なんです。バレンシアガは2019年にも光るサングラスを出してて、それは光るスニーカーとおそろいでした。バージョン2が出るってことは、光るだけでもなんでも、それなりに買う人がいたんでしょうね。一方で、機能満載だけどデザインはちょっとな…っていうスマートグラスは、もっと安いお値段でも死屍累々です。

こういうただテクノロジー貼り付けただけの、お洒落というかダジャレというかなアイテム、ハイブランドは大好きですよね。ルイ・ヴィトンもスクリーンを縫い付けたバッグを発表してましたが、よっぽどニッチな人しか買わないことを見越してか、価格も公表してませんでした。ほかにも何十万円もするWear OSのスマートウォッチとか、35万円もするUFOみたいなミニバッグ型スピーカーを出してます。バレンシアガもまた15万近いヴィブラムコラボのハイヒールを出してたし、タグ・ホイヤーもスーパーマリオコラボのスマートウォッチを25万円超で売りさばいてたし、will.i.amのマスクもありましたね〜。

まあ、それがラグジュアリーブランドの作戦なんですよね。ありふれたテクノロジーにロゴ付けて、吊り上がった価格で限定感を演出しつつ、利益も出すと。端から見るとバカらしいように見えても、それで回ってるんです。光るだけのサングラスが10万円!ってショックを受ける人もいれば、逆にカッコいいじゃんって買う人、買える人もいる。それ自体は別に問題ないんですが、寂しいのは、一見何か新しいことしてるように見えて何も進化してないことです。

ファッションの世界の人には、ほんとはこういうただ貼り付けた系じゃなくて、ちゃんと使えて、それでいて美しいみたいなものを作るべく頑張ってほしいんです。テクノロジーとファッションの融合って理想は前々から言われてますが、スマートグラスがそうであるように、機能性とファッション性の両立は難しいです。Google Glassは機能は高度でしたが見た目がどんくさく、普通の人が身に着けたいと思えるような代物じゃありませんでした。その後のスマートグラスはデザインを極力シンプルにして、機能も最小限にする方向になってます。Facebookのレイバングラスも機能的にはなんてことないですが、レイバンのデザインで売ろうとしてます。シリコンバレーの人たちって、パタゴニアのベストが最高のエレガンスだと思ってるので、見た目より機能重視になっちゃうんです。だからこの部分こそ、ファッションブランドが有意義な貢献ができ、しかも利益にもつながりそうな領域じゃないでしょうか?

でも、現状でわれわれの手に入るファッショナブルなテックは、光るサングラス、なんですね…。

LEDフレーム サングラス ほしい?

  • 0
  • 0
バレンシアガ

シェアする

    あわせて読みたい