おおむね満足しておりますが。
「Pixel 6」シリーズローンチと同時に、Pixel歴代シリーズへのインストールが可能となったAndroid 12。見た目を大きく変化させる「マテリアルユー」などの機能をはじめ、縦長スクショに対応、カメラとマイクをワンタップオフできるなど、新しくできるようになったことがたくさんあります。
自前のPixel 5aをAndroid 12にし、2週間ほど使ってみたのですがおおむね満足。ですが、ちょーっとだけ「お節介」に感じている部分も正直あったのでご紹介できればと…(お節介に感じるか否かは個人の好みですよ!)。
満足!マテリアルユーでカラー統一
背景画像に合わせてウィジェットなどの色を統一してくれる「マテリアルユー」は、「Android 12」で一番わかりやすい「見た目」の特徴。私はPixelデフォルトのピンクっぽい背景にしているのですが、それに合わせてアイコンがピンクに(「テーマアイコン」ON時)。TwitterやLINEなど、サードパーティーアプリには未対応です。
各種ウィジェットにも対応。特に「時計」はデザイン豊富になりました。
ロック画面も統一されました。
満足!! 縦長スクショ

今までなぜAndoroidで対応していなかったのかわからない「全画面キャプチャ」が可能に。スクショして、スクロールして、スクショして…の繰り返しをする必要がなくなりました。これを待ってたんですよ。電源ボタン+音量小ボタンでスクショを撮ったら「キャプチャ範囲を拡大」ボタンでスクショ範囲を指定できます。
満足!!! クイックの設定

クイック設定パネルの操作できる機能が充実。Google Payはもちろん、カメラ・マイクを強制的にオフにできたりと、プライバシーにも配慮してくれます。Wi-Fi設定もラクラクに。設定パネルはすべてで28個。特によく使うものを標準設定に置いておきたいですね。
お節介に感じる?画面最下部のアコーディオン

私的Android 12最大のお節介ポイントはこれ。ページの最下部までスクロールすると、「むにょん」っとアコーディオンのようなアニメーションが追加されています。こちらは最上部も一緒で、Twitterのタイムライン更新時などにもアニメーションが追加。正直ちょっと気持ち悪く…。設定でオフにすることもできないので、これは個人的に要らなかった機能No.1でした。
お節介じゃないけど、もったいないクイックタップ
こちらは設定でOFFにできるのですが、「使いやすいのにもったいない」No.1、「クイックタップ」。Andoriod端末の背面を2回タップすることで、あらかじめ設定しておいた「スクリーンショットを撮る」「アシスタントを起動する」などの操作ができるというものなのですが、とにかくこちら、誤作動が多いんです。私はスクショを設定しているのですが、手癖でスクショが大量に撮れているなんてこともしばしば。
別途「強いタップが必要」という設定も可能なのですが、そうすると相当な力で叩かないと作動しないんです。「ちょうどいい塩梅」がないのが残念。両手を使わずとも素早く操作できるので、ぜひ改善してほしい機能の一つでした。
総合評価、80点。
特に不満はないけれど、細かなところでまだ使いづらさがあるAndroid 12。特にアコーディオンのON/OFFはぜひともアプデで対応していただきたいです。まってるよ…。
Photos&Images: 山口真央