「生まれつきのシェフなんかいない。皆やりながら覚えるのよ」
これはアメリカの料理の母、ジュリア・チャイルドの言葉。ジュリアもお料理始めたのは、32歳になってからのことでした。
おかげでイモと肉が主役だったアメリカ料理にもレパートリーのようなものが加わったわけですが、最近は自動調理器全盛で、パン焼くのもお肉を煮込むのもワンタッチ。お料理の腕すら必要なくて、しかも失敗もありません。
ただ問題は収納スペースなので、今回は…
・料理が苦手
・キッチンが海のように広い
以上ふたつにあてはまる人限定で、おすすめの冬ギフトを選んでみましたよ。これらを揃えれば、毎日のお料理がラクになること間違いなし!
1)レコルトのゆで卵器

ゆで卵器1個用です。ゆで卵なんて鍋でゆでれば十分ですけど、鍋にぷっかり1個ゆでるのは人間できるようでできないもの。5〜6個ゆでなきゃ元が取れない気がして、ついゆですぎてしまったりします。そんな1個はもったいなくてゆでられない or ゆですぎてしまう症候群にお悩みの方におすすめなのが、Recolte(レコルテ)のエッグスチーマー(3,300円)です。
鶏卵だけでなく、トレーをひっくり返せばうずら卵を並べられるくぼみがあって、こちらは一度に5個ゆでることもできます。蓋が軽量スプーンになってて、最小限の水でゆでられるのもポイント高め。殻がむきやすいように穴あけピンも付いてて(使い方)、至れり尽くせり。
2)ワンタッチのココア撹拌器

凍てつく夜のココアほど心温まるものはありませんよね。だけど年末は猫の手も借りたい忙しさで、買い物に忙しくてココアかき混ぜてる暇もない人もいるでしょう。そんな多忙なあなたにぴったりなのが、The One Touch(ワンタッチ) ココア撹拌器(99ドル:約1万1300円)。材料(ココア、水、ミルクなど)を投入してスイッチを回せば、あとは全自動で温めてかき混ぜてくれます(夏場のアイスココアは非対応)。
3)ワッフル垂直トースター

アメリカで一家に必ず一台あってホコリ被ってる家電といえば、そうです、ワッフルメーカーです。いくらワッフルが国民食のアメリカでも、朝昼晩ワッフル焼いて食べる家もそうそうありませんからね。これほど置き場所に困る調理器具もないわけですが、レトロなNostalgia(ノスタルジア)ワッフル垂直トースター(54.99ドル:約6,300円)はデザインとカラーでさらに浮きそうです。シリコンの型に種を流し込んでパッチンと閉めて、トーストみたいに焼く構造になってます。焼き加減はつまみで調整できるけど、トーストと違って、中の焦げ具合が見えないのが玉に瑕。

Photo: satomi
4)急冷ワインクーラー

ワインクーラーやワイン蔵、地下室、冷蔵室がなくても大丈夫。Hammacher Schlemmer(ハマシャー・シュレマー)急冷ワインクーラー(99.95ドル:約1万1400円)が1台あれば、カベルネ・ソーヴィニヨンやソーダ缶は1分で冷やせますよ。氷と水で冷やすシステムなので、長さ35cmも置き場所が取れない!という人はバケツを探しましょう。
5)タコス回転皿「Taco Tuesday Lazy Susan」

火曜の夜は「タコス・チューズデー」。アメリカではタコスを食べに出かける家も少なくありません。毎日食べたいのだけど、タコスはトッピングがいろいろあって、テーブルに並べると結構てんやわんや。だから火曜だけなのかもしれませんけど、それもこのノスタルジア Taco Tuesday Lazy Susan Taco Bar(54.99ドル:約6,300円)で終了です。
着脱式トレイに載ってあらゆるトッピングが回るので、家族で取り合いになることもないし、真ん中は保温トレイなので肉そぼろが冷めて油浮きすることもありません。豆やライスもポッカポカ。これでタコス・フライデーもいけますね。
6)GE製氷器「Opal Nugget Ice Maker」

レストランやバーで供される氷はサクサク歯触りがいいのに、家の冷蔵庫の氷はどうしてあんなに固いの?と思ってる人は多いはず。GEの製氷機「Opal Nugget Ice Maker」(579ドル:約6万6000円)なら、水を凍らせるだけじゃなく、フレーク状の氷を固めた「ナゲットアイス」の製氷機なので、形やサイズは不揃いだけどカチンコチンで歯が立たないということもなく、快適な製氷ライフを送ることができます。
ただしかなり場所は取ります。580ドルも払う価値あるの?と思うかもしれませんが大丈夫。Bluetooth接続で遠隔操作できるので、スマホからONにすれば、家に着くころにはできたてのフレッシュな氷が確実に待っているんです。サクサク噛むごとに、580ドルの満足感が得られることでしょう。
7)カウンタートップ食洗機

カウンターの下に食洗機がないキッチンの場合、カウンターの上に幅53cmのスペースを取るのは厳しいかもですが、400ドル(約4万5600円)のハマシャー・シュレマー 小型食洗機で皿洗いの苦労から解放されると思えば! トースター、ケトル、まな板のスペースくらいなんとかなりますよね!
8)Panasonic「ロティサリーグリル&スモーク」

スーパーなら1,000円くらいで丸焼きチキン買えるし、チキン1羽分あれば当分メニューの心配はありません。でも、そのためには外出が必要。パナソニック(Panasonic)ロティサリーグリル&スモーク NB-RDX100なら、家から一歩も出ずに鶏の丸焼きができます。必要なスペースは幅わずか40cm。遠赤外線と近赤外線のヒーターで、チキンもポークもビーフもお魚もこんがり芯まで火が通りますよ。スフレも焼けちゃう。
米市場では876ドル(約9万9800円)もするのでHamilton製とは比較にならない高価さだけど、日本では最安3万3500円(生産終了・在庫品のみ)で買えます。レビュー試作料理の写真はヨダレもの。
9)滝のように流れるフォンデュ&チョコレートファウンテン

チョコフォンデュ買うのなんて結婚式場ぐらいでしょ…と思ったら、ノスタルジアのファウンテン(79.99ドル:約9,100円)はバーベキューソースからドレッシング、ナチョスチーズ、バッファローウィング(手羽)のソースにまで応用が効くと聞いて、がぜん興味が湧きました!
これだけの液状フードに使えるなら、もうオフにする必要もありませんね。いつでも必要な調味料が段々の滝を伝って流れてくるんだもん。キッチンの隅々に並べて24時間365日回せば、マシュマロやいちご、手羽焼きをディッピングソース抜きで食べる自分には二度と戻れなくなりそう。