世界で最も革新的かつ、有名なシンセベースといえば、やはりこのサウンド。
20世紀のダンスミュージック、クラブミュージックを席巻した超名機「Roland TB-303」。席巻どころか、1982年の発売当初は十分に気づかれなかった、あまりにも気持ちよすぎるそのシンセベースのピキピキしたグルーヴィーなサウンドとフィルターワークの再評価・発見が、90年代以降のテクノ/エレクトロ~ハウスのシーンを生み出していったといっても過言ではありません。弘法筆を選ばず、ではなく筆が弘法を生み出してしまった稀有な例...。
特許切れでパブリックドメインとなった往年の名機を中心に、次から次へと秀逸なクローンマシーンを出し続けるBehriner(ベリンガー)社のアナログベースラインシンセサイザー「TD-3」は、そんな伝説のサウンドとフィルターワークを彷彿とさせるサウンドです。
TB-303サウンドの黄金律は、ありとあらゆるシンセやソフトウェアのメーカーが再現しようと試みているものですが、このTD-3はルックスや操作性も含めてかなり「そのまんま」。この点に関して、国産のローランド愛好家にとっては複雑な心境の代物であることは否めませんが、しかしこの伝説的サウンドが1万円前半で手に入るというのはちょっと想像を絶する事態ではあります。
ただ、元祖を体験したことがある身としては、オリジナルTB-303はもうちょっとすごいかも。なのでRAM RIDERさんが、試奏動画で指摘されているように、KORGのvolca nubassのほうがいい音に感じるという解説にも納得です。
というわけで、あくまで、フィルターのつまみをいじってピキピキと音色変化させる気持ちよさ。その恍惚体験の入門編としてありかなーという気がします!
>>【お得情報】チャージしてから買うとAmazonポイントが貯まる!
※価格など表示内容は、執筆現在のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。