オリンピック選手のシューズは普通のランナーが履いてもビビるくらい速い:ASICS METASPEED SKY

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  • author 山田ちとら
オリンピック選手のシューズは普通のランナーが履いてもビビるくらい速い:ASICS METASPEED SKY

履くだけで速く走れた!

1ミリ秒でも速く走りたい人向けに開発されたアシックスの高機能ランニングシューズ「METASPEED SKY(メタスピードスカイ)」。

米ギズモードのBrent記者がオリンピック選手の競泳水着を試してみた結果、恐ろしいほど速く泳げたって報告してましたけど、果たしてシューズを変えたらどれぐらい速く走れるんでしょうか?

いざ、METASPEED SKYの威力を試してみました。

ASICS METASPEED SKY(アシックス メタスピードスカイ)

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これはなに?:ストライド型ランナー向けに開発されたアシックスの高機能スピードシューズ。ピッチ型ランナー向けのEdge(エッジ)もあり。

お値段:2万7,500円(税込)

好きなところ:圧倒的な軽さ! 本当に早く走れる。つま先の通気性がバツグン。

好きじゃないところ:軽量化されているため、ソールの耐久性は低め。トレイルランニングには使わないで。

オリンピックチャンピオンが履いてた高機能シューズ

アシックスのMETASPEEDといえば、東京オリンピックの女子トライアスロン競技をぶっちぎりで優勝したバミューダ代表のフローラ・ダフィー選手が履いていたあのシューズです。

走行中(1:48)や授賞式(2:49)で、フローラ・ダフィー選手がMETASPEEDをはいていることが確認できます。
Video: Olympics

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特徴としては、まず圧倒的に軽いこと。重量は約199gです。

ソールは全体的に分厚く、ヒールドロップ5mm。ミッドソールには反発性に優れたフォーム材が使われていて、手で押してみてもほわっとやわらかいのがわかります。

ほかにも、つま先が上向きのカーブを描くことでより少ないエネルギーで蹴りだせる設計になっているそう。さらに、軽量カーボンプレートをかかと部から前足部にかけて搭載することで、足の動きを安定させつつも足を前へ、前へと運ぶサポートをしてくれるそうです。

履き心地は?

実際に履いてみたところ、正直驚きました。ソールがバネみたいです。ポーン、ポーンとリズミカルに前へ向かって跳ねながら走っているような感覚が、ものすごく楽しい!

あと、これまで着用してきたどのランニングシューズよりも格段に軽いです。軽いからこそ脚に負荷がかかりにくく、長距離(〜20km)ランでも失速しませんでした。

これは筆者のGarmin製スマートウォッチで計測したボディーバッテリーの推移なんですが、四角で囲んであるのがランニングした時間帯。午前と午後とで異なるランニングシューズを着用し、ほぼ同じペースで走った結果、METASPEED SKYを着用していた午後のほうがボディバッテリーの減り方がゆるやか、かつスムーズでした。METASPEED SKY着用時にはより少ないエネルギーで、安定したペースでランニングを行えたってことでしょうか。

なお、METASPEED SKYを履き始めた初日だけちょっと足元がぐらつく感覚がありました。サポート重視の「スタビリティタイプ」のランニングシューズに比べると、重心の置き方が少し異なるようです。なので、慣れるまでは何回か短めのランに出て調整したほうが安全ですね。

それと若干タイトめな作りになっているので、通常サイズよりハーフサイズ上げてみるのもアリかも。お店で実際履いてみてから決めるのが一番理想的です。

どれぐらい速くなるの?

では、METASPEED SKYを履いたらどれだけ速く走れるのか?

普段のトレーニングでも差は歴然

ほぼ同じコースをMETASPEED SKY、そして安定性ナンバーワンのGEL-KAYANO 27を履いて走った結果、1kmあたりのペースを25秒ほど短縮できました。シューズを変えただけで8%くらい改善してます。

では本番レースでは?

10月31日に行われた第34回沼津千本浜トライアスロンにて、ショートディスタンス種目で375mスイム→15kmバイクライド→6kmランにチャレンジしてきました。

結果がこちらです。

明らかにラン順位だけがとっぱずれて良い結果でした。これは私個人の力というより、METASPEED SKYの力なのでは?とビビってしまうぐらい良い結果です。

Garminの計測値をStravaに反映したもの。今年の沼津千本浜トライアスロンでは松林を駆け抜けるランコースを採用。ややトレランちっくな凸凹道だったので、ロード向きのMETASPEED SKYには不利なはずだったんだけど…

レース中は疲労と緊張もあり、ややゆっくりめのペースで走っていたつもりでした。それでも平均ペースを5:30/kmぐらいに維持できたのは、ひとえにシューズのおかげだったと思います。

余談ですが、発色が鮮やかなMETASPEED SKYを履いていると、通りすがりの人にシューズを褒められることが多いです。トライアスロンを観戦してくれた家族にも「遠くからでも見つけやすい!」と好評。とびっきりキレイな色合いですもんね〜。筆者はとくに新色の「サンライズレッド/ブラック」が気に入ってます。

ランナーとしてのレベルを底上げしてくれるシューズ

Stay with the moment

アシックスのMETASPEED SKYを数ヶ月間履かせてもらった結果、ビビってしまうぐらい速く走れることがわかりました

一歩ずつ前へ、前へと進んでいく推進力が働くのと、軽くて疲れが溜まりにくいのとで、長距離を走り続けるのが苦しくなくなります。そして苦しさが軽減される分、今の自分のフォームや呼吸に集中できます。だからこそペースが安定して余裕が生まれ、余計にスピードが上がるのかもしれません。

2万7,500円(税込)は安い買い物ではないです。だからこそ、せっかくMETASPEED SKYを購入するなら、ランニングの目標を明確に設定してそれに向けて練習を積み重ねていくコミットメントも大事かもしれません。買ったはいいけど、出番がなくてタンスの肥やしにしてしまうのはもったいなさすぎるから

もしランニングに速さを求めているのなら、 METASPEED SKYはきっと応えてくれるはずです。

Photos: 山田ちとら
Reference: ASICS

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