Quest/Quest 2対応ワールドだから、ゲーミングPCがなくても行けますヨ。
直径8km×長さ32kmのスペースコロニーに、テーマパーク級のクオリティを持ったライド・アトラクション、フォトグラメトリで作られた世界中の絶景観光地などなど、VRChatには世界各国のクリエイターが作り上げた数々のワールドがあります。
このVRChatというメタバースに新たに追加されたのは、日本の銀座のど真ん中にある日産の自動車ショールーム。内外装はそのままのデジタルツインなバーチャルギャラリー「NISSAN CROSSING」 としてオープンしました。

一般公開に先駆けて行われたプレス発表会には、日産・星野副社長も登場しました。全身撮影で作るリアルアバター姿で!
バーチャルギャラリーのNISSAN CROSSINGは、VRChatユーザーであれば24時間365日いつでも自由に訪ねることができます。また日産もここでVRChatユーザー向けに新車発表会を開催したり、講演、バーチャルツアーなどのイベントも計画しているとのこと。
いままでにも企業が作ったバーチャルギャラリーワールドはいくつかありましたが、オープンしたまま放置状態となっており、展示されている情報も古くなっているものばかり。でも日産はVRChatコミュニティと共に、バーチャルギャラリーNISSAN CROSSINGをデジタルコミュニケーションの場として活用していくそうです。いちVRChatユーザーとして嬉しいですね!

オープン時、1階フロアに展示されているのはプリズムホワイト/ミッドナイトブラックカラーと、暁-アカツキーサンライズカッパー/ミッドナイトブラックのEV SUVのアリア。基本的に車内に入ることはできないのですが、アタマをつっこむようにしてみると、内装や車体構造まで見えちゃう。ホイールのなかにはブレーキキャリパーもあるし、開発用の3Dデータを利用したものでしょうか。めっちゃリアルです。

プレス発表会には美少女、ロボット、ホットドッグ、大きな猫といった様々なアバターが集まりました。車好きの人ばかりで、アリアのボディラインのたくましさを眺めたり、ホイールの美しさを語り合ったりと、和気あいあいな雰囲気。写真撮影も自由に楽しめますよ。

2階フロアにはディープオーシャンブルー/ミッドナイトブラックのアリアがありました。ライティングの妙といいますか、眺める角度によって色味が変化していく様子もあり、実車を買いたいと思ったときのボディカラー検討の場としてもよさそう。といいますか、商談にも使えるんじゃないでしょうかこのハイクオリティならば。

2階フロア奥にある、CROSSING CAFEも再現してる!

アリアとリーフのマキアートも!

バーチャルギャラリーNISSAN CROSSINGの外に出ると、モノトーンではあるけども銀座四丁目の交差点もそのままデジタルツインです。巨大アバターや、車両アバターで写真を撮りたくなるスポットじゃないですか。

ワールド開発やアバターの調整、動きの指導、音楽制作、プレス発表会時の撮影や案内スタッフは、みんなVRChat上で活動しているクリエイターのみなさま。VRの取り巻く仕事が生まれる時代となったのですね。メタバースで経済活動して暮らしていきたいと考えている方も、要チェックなワールドですよ。
実際に訪れる際は、VRChat設定の「Show Community Labs」欄にチェックを入れ、「NISSAN CROSSING」で検索してくださいね。
Source: 日産自動車