これもイラスト...なのか? 「動くイラスト」ケイゴイノウエが重視するPCの条件

  • Sponsored By 株式会社ユニットコム
  • author ヤマダユウス型
これもイラスト...なのか? 「動くイラスト」ケイゴイノウエが重視するPCの条件
Photo: Daisuke Ishizaka

どんな表現も受け止める、ドッシリしたパワー。欲しくない?

とかく現代は、創作が身近な時代になったなと感じます。というのも、イラストや音楽、映像など、何かを作るためのツールも充実していれば、制作物を発信する場所も増えているからです。だからこそ、クリエイターが一層注目される時代でもある。

たとえば僕たちが町中で見かけるイラストや映像も、誰かが作ったもの。そして今、静止画と映像の境界は、どんどん溶けていっているのです。イラストから動画を生み出すアプリやサービスもありますが、まったく異なるアプローチでイラスト×モーションの融合に挑むアーティストがいます。

それが、ケイゴイノウエさん。Adoさんの『夜のピエロ』のメインイラストや、VTuberキズナアイとのコラボアパレルなどを製作しているケイゴさんのイラストは、実はただのイラストにあらず。動きのあるイラストなのです!

1秒ループGIF
GIF: KEIGO INOUE

ね、ガンガンに動いてるでしょ? 不思議な感じでしょ? こうしたイラストはどうやってたどり着いたのか、同時に、こういった表現を実現するためにどんなPCの選び方・使い方をしているのか。

今回、ユニットコムのクリエイター向けBTO PC「SENSE∞(センス インフィニティ)」に触ってもらいながら、いまの表現にたどり着くための道程や、クリエイティブに求められるPCの条件についてうかがいました。

ケイゴイノウエ/KEIGO INOUE

keigo1112b

映像イラストレーター。イラストと映像を組み合わせた「動くイラストレーション」で注目を集め、キズナアイ、Eve、Ado等インターネットを中心にする様々なアーティストと、アパレルやMV制作でコラボレーション中。

公式サイト: KEIGO INOUE / 公式Twitter: @mushiki_k

異色の略歴が、100万人に1人を生み出す

──早速ですが、ケイゴイノウエさんご自身の略歴をうかがいたく。

ケイゴイノウエさん(以下、ケイゴ) :子供の頃からイラストが好きで、最初は「ゲーム会社でイラストを描きたい!」と大阪芸術大学で油絵を学んでから、ゲームスタジオに7年ほど勤めていました。

──ゲームスタジオではどんなお仕事をされていたいんですか?

ケイゴ :本音をいえばイラストだけで活動したかったんですけど、会社ではキャラクターモデリングを担当していました。会社だとモデリング、アニメーション、背景など、いろんなパートに分かれていて、当時は3Dを学びつつイラストを続けていました。

──ゲーム会社のあと、独立してイラストレーターに?

ケイゴ :いえ、それがイラスト専業になるのはけっこうあとです。会社にいた頃はゲーム開発で上を目指そうと考えていたんですけど、今のゲーム開発って数年規模なんですよね。そのなかでディレクターのポジションを目指したら、すごく年月がかかる。その期間の長さにモヤモヤしてきて。

──なかなかチャンスが巡ってこない、と。

ケイゴ :そう。で、当時ディレクターがシナリオを書いているのを見て、それも面白そうだなと。自分がやってるイラストにシナリオをくっつけたら何ができるかな?と考えたら…漫画。なので、ゲーム会社を辞めて次に目指したのは、実は漫画家なんです。ゲーム会社を辞めて漫画家さんのアシスタントになりました。

──おお、ちなみにどんな作家さんのアシスタントを?

ケイゴ :「週刊少年ジャンプ」の作家さんとだけ言っておきます(笑)。そこでは週刊連載のスピード感や、デジタルなイラスト作業を実際に体験できたのが得難い経験でした。実際にアシスタントをしてた時も、3Dモデルで背景や小物などを書いていました。

keigo1112c

──ゲーム会社の経験が早速活きてきましたね。

ケイゴ :その通りですね。で、アシスタントを1年くらいやった頃に、現在僕が所属している株式会社アブストリームクリエイションの社長に声をかけてもらったんです。僕は大学の頃からずっとストリートダンスを続けているんですが、その社長はRAB(リアルアキバボーイズ)というダンスグループのメンバーで、ダンス活動を通して繋がったんですよ。

──イラストだけでなくダンスもされているのですね!

ケイゴ :アブストリームクリエイションが主催しているダンスバトル大会でも何度か優勝したことがあります。そこで社長に覚えてもらっていたのが、今に繋がったのかなと。

──ゲーム会社にいて、漫画家のアシスタントをやって、ダンスバトルにも出てる。なんか、略歴だけで記事になりそうな密度ですね…。

ケイゴ :プロフィールを話すといつも特殊な感じになってしまうんですよ(笑)。でも、こうした色んなジャンルの経験が今の作風に活きているのは間違いないです。最近は講義に呼んでもらうこともあるんですが、そこで僕がよく言っているのが「色んなジャンルを飛び越えていけ」ということなんです。

──ゲーム会社、漫画家、ダンスと、ケイゴさん自身がジャンルブレイカーですね。

ケイゴ :いわゆる「100万人に1人の存在になる方法」を伝えています。1つのジャンルで100人に1人くらいの存在を目指すとして、たとえばそれを3つのジャンルでこなせば、100×100×100で、100万人に1人になれるんです

──なるほど。特定のジャンルだけでオンリーワンを目指すのではなく、ジャンルの垣根を超えたオンリーワンというかたちがある。

ケイゴ :まさに僕がその実例だとは思うんです。色々なことを体験した結果、僕にしかできない表現があるんだと思っています。ダンスだって、映像やイラストにモーションをつけるときの参考になっている感覚があるんです。

映像制作のさなかに感じた、未来への決意

──ケイゴさんは、現在されているアブストリームクリエイションではどのような業務を担当しているのでしょうか?

ケイゴ :まず、社長に誘われて参加した当初は、イベントやライブで上映する映像などを作っていました。ここで、新しく映像を学び始めたことになります。

──こんどは映像制作という新しいジャンルが追加された!

ケイゴ :アイドルや声優さんのイベントの映像を作っていました。でも映像製作を続けるうち、2020年頃になって「そろそろイラスト一本で勝負しようかな」という気持ちになったんです。その時に、自分にはどんな武器があるのかをメモを書いて整理しました。

──いっぱいありますもんね。

ケイゴ :絵が描ける、ダンスができる、映像が作れる、漫画も経験して、3Dモデリングもできる。これらを合算して、僕の能力が100%出せるオリジナルのモノってなんだろうと考えた時に、今のスタイルが出来上がってきました。

──モーショングラフィックスとイラストをかけ合わせた、静と動のハイブリッドな作風ですね。

ケイゴ :そうですね。きっかけは他にもあって、映像制作をしてるとき、イラストレーターさんから素材のイラストをもらい、モーションをつけることがあったんですけど、「自分で絵が描けるんだから、これ自分ひとりでできるんじゃない?」と感じたことがあって。

──たしかに。絵も動きも作れちゃいますもんね。

ケイゴ :あとは時代的な要素もありました。2020年って、世界的にもサイバーパンクをモチーフにした商品やコンテンツが多発してましたよね。

──リバイバルしていますね。まさに『Cyberpunk 2077』が発売直前で盛り上がっていましたし、今でもバトロワ系ゲームなんかでサイバーなモチーフはよく見かけます。

ケイゴ :そうそう。でも、サイバーパンクなビジュアルはよく見かけるけど、その世界の中にある職業まで描いてるものはあまり多くないなと感じてて。

keigo1110d

──職業、ですか?

ケイゴ :実際に思い描くサイバーパンクな世界があるとして、その世界、その時代では、イラスト×映像っていう職業がすでに存在してると思うんです。だとしたら「どうしていま現在その職業はないんだろう」って思いません? 今のうちにその職業を作っておかないと、僕らが思い描く世界は本当の意味では存在しないんです。

──なるほど。より進んだ世界・環境になったのに、今までと同じ文化や暮らし方ではおかしいというか...

ケイゴ僕らが未来として思い描く世界に存在する職業、それを創造しない限りは、思い描く世界には発展しないんじゃないか。現状、イラストと映像は分業されることが多いんですが、僕はそこを統一して「映像イラストレーター」と名乗っているんです。今のうちに新しいジャンルとして活動していかないと、未来には近づけないだろうって。

──なるほど。世の中には1人で絵や音楽を作ってまとめて、ゲームや映像を作り上げる万能選手もいますよね。たとえば、新海誠監督はほぼ独力で『ほしのこえ』を完成させました。ケイゴさんも多彩なスキルをお持ちですが、イラストと映像の統一は万能選手とは違うものに感じます。実際、統一することでどんなメリットがありますか?

ケイゴ :まず、製作スピードにおいては実はデメリットです。そもそも現在、なぜいろんな作業が分業化されているかを考えると、やっぱりそのほうが効率的で専門的になれるからなので。

でも、一人のアーティストとしては強くなれると思います。よく言われることですが「他のジャンルにヒントはある」。創作をしていてやきもきしてる人って、世の中にいっぱいいますよね。でも、答えやヒントは身近なところに無数にあって、自分の知らないジャンルを経験していないから、その視点に気づけないんです

──たとえば写真と映像は身近ですけど、どちらにもそのジャンルならではの視点や考え方がありますよね。両方知っていれば、映像的な視点で写真を見ることもできるし、逆の視点もある?

ケイゴ :そう。どうしてみんな色んなことをやらないんだろうと思い続けていたし、自分自身も悩んだんです。じゃあ自分がやってみるかという気持ちで一歩踏み出したのが、今のスタイルです。

クリエイターは領域展開していこう

──アブストリームクリエイションで映像製作をするなか、イラストに集中したのはいつ頃なのでしょうか?

ケイゴ :2020年頃ですね。もうこれは覚悟が必要だなと感じて、会社の面談の時に「イラストを描かせてくれ、給料はいらない!」とまで言ったんです。その時は映像の仕事ばかりで絵を描く暇がないから、それならいっそイラストだけに集中させて欲しいと

──背水の陣じゃないですか!

ケイゴ :でも、おかげで1年間イラストに集中する期間をもらえたんです。もう武者修行感覚ですね。で、2020年のあいだに大きなヒットを出しますと宣言して、自分の首を絞めまくって(笑)。

そこから本格的に活動を始めたんですが、半年ほどでありがたいことに結果が出せて、それが今に至ったという感じです。有名なイラストレーターさんたちに負けないようインパクトを与えないといけなかったので、とにかく特化した作品を作ろうと考えてました。

──特化というのは。

ケイゴビビッドな色使いもですし、肌の白さも極限まで白くしています。色味については本当に切り詰めていきましたね。イラストのかたちも正方形にして、SNS、とくにTwitterに特化させています。最近は長方形も見かけるようになりましたが、当時はもっとも目につくイラストのかたちが720×720pxだったので。

アニメーションの時間も特化のひとつです。今の僕の作品は1秒か2秒くらいでループしてるんですけど、1分30秒くらいの長い作品を作るより、もっと凝縮してひと目でわかるものにしたくて、今のかたちになっていましたね。これくらいの数秒だと、ギリギリ動画ではなくイラストとして認識してくれるんです。

──あ、なるほど。確かに長いと動画を見てる気持ちになるというか、受け身で眺めるモードに入りますね。

ケイゴ :僕の感覚だと、髪が揺れていたらそれはもうアニメーションですし、Live 2Dで体を動かすのもアニメーション。最初はアニメーションも試してみたんですけど、やっぱり僕はイラストが好きだったので、イラスト側から踏み込みたかったんです。あくまでベースはイラスト、そこに瞬間的にエフェクトが瞬いている。そこのギリギリのところを狙おうと考えました。

──静止画の上に、動画的要素を足していったかたちですね。

ケイゴ :そうです。なので、技術的にはすでに世にあるものです。MVなどではよく見かけますし。でも、その一部を切り取ってイラストとして完結させているのは珍しいと思いますね。

──イラストを描く前から、すでにモーションなどの動きをイメージしているんでしょうか? それとも一度イラストを仕上げてから、モーションを作っていく?

ケイゴ :最初から動きのイメージがある状態で描き始めています。あと、僕がイラストを描く時に意識していることは、完成したイラストはどういう世界観に収まるのか、という点です。

──世界観ですか?

ケイゴ :自分の描いたイラストをどういう風に用いれば、最大限魅力的に見えるのか。たとえばこの映像では、実写で撮影した秋葉原の映像に、イラストを載せています。

ケイゴ :イラストを描くのが第1段階、そのイラストを際立たせる環境に落とし込むのが第2段階、そして実際のリアルの街に落とし込むのが第3段階、といったかたちです。第2段階まで実践している人はよく見かけるのですが、さらに進んで「どんな世界観なら自分のイラストが魅力的に見えるのか」まで考えると、より深みが出るんじゃないかと。

──サイバーパンクな世界観がひとつのテーマなんですね。

ケイゴ :はい。なので、僕の場合ならサイバーパンクでポップな色合いが映える世界観があって、その環境に存在してもおかしくないキャラクターを考えていく。

僕は飽きっぽいのですが、何かひとつ世界観やガワを作っておくことで、その世界に住んでいるであろうキャラクターならいくらでも作れるし、ケイゴイノウエのキャラクターとして認知してもらえる。絵柄が多少変わっても、人間ではないモンスターなどを描いたとしても、統一感が出てくるはず。

──世界観、作っておきたところですけど、実際は難しそうですね…。

ケイゴ :この話題は漫画『呪術廻戦』の領域展開*にたとえることが多いんですよ(笑)。自分が得意な領域を持っておけば、その中で何やっても良いし、自分が最強になれる。その領域の中身が自分の好きなもの、得意なものとハマっていれば一番理想的だと思います。

*自分の周囲の空間を「結界」で囲み、自分の得意なフィールドに作り変えてしまう術。

ジャンルの国境を超えられるのは、何でもこなせる高いスペック

SENSE_INFINITY_logo

──イラスト製作時はどんなツールを使っていますか? 順を追って教えていただければ。

ケイゴ :最近は、まずiPadでざっくりとしたラフを描きます。そのラフをPCに持ってきて、CLIP STUDIOでイラストにします。モーションで使う幾何学模様などはPhotoshopで作って、作った素材はAfter Effectsで動かしています。たまにBlenderで作った3Dモデルをエフェクトにすることもありますし、CINEMA 4DやZBrushを使うこともあります。

──ZBrushをイラストのために使うのは珍しいですね。

ケイゴ :もともと3Dキャラクターモデリングをしていたので、その名残ですね。あとはMayaを使ってたこともあります。いずれは街そのものをモデリングして自分のイラストをその街中に貼り付けたりしてみたいんですけど、なかなか壮大で時間が足りないですね。

──秋葉原や渋谷の実写映像に動くイラストを貼り付けていた、あの作品はどうやって作っているのでしょう?

ケイゴ :あれはAfter Effectsの3Dトラッキング機能を使ってます。1つ1つのイラストが3Dレイヤーに分かれているので、データはかなり重かったですね。激重です(笑)。

ケイゴイノウエさんが使用した「SENSE∞」PC:SENSE-F059-LC119K-TAX カスタムモデル

SENSE_INFINITY_set

OS:Windows 10 Home 64ビット

CPU:Intel Core i9-11900K

GPU:GeForce RTX 3070 8GB GDDR6

RAM:64GB DDR4-3200 DIMM (32GB×2)

ストレージ:500GB NVMe対応 M.2 SSD

ドライブ:DVDスーパーマルチ

電源:ATX 700W 80PLUS BRONZE認証


モニターは EIZO ColorEdge CS2740

──今回、スペックを細かくオーダーメイドできるデスクトップPC「SENSE∞」で、ケイゴさんのニーズに合わせたカスタムPCをビルドしてもらいました。ケイゴさんはPCの性能で何を重視されていますか?

ケイゴ :ゲーム会社にいたころ、会社を辞めても3D活動ができるよう自分用のPCを検討していて、その時に先輩にから「メモリが重要」だってアドバイスをもらったんですよ。3Dをはじめ色んなツールを行ったり来たりするので、まずはメモリだなと。

──メモリは多くて困ることはないですよね。聞いたところによると、ケイゴさんの自分用PCはCPUにインテルのXeon(サーバー・ワークステーション向けのハイエンドCPU)を載せているそうですね。XeonはCore iシリーズに比べるとかなりマニアックなチョイスというか…。

ケイゴ :そのPCを組んだ当時は店員さんと相談しながら、予算内で選べるマックスのスペックを選びました。で、メモリは潤沢に搭載してもコストはそこまでかからないので、特化させるならCPUパワーだなと。いまはGPUを活用できるソフトも多いですが、CPUはすべての動作に影響するので優先度はやっぱり高いです。メモリが一番で、それに次ぐ優先度がCPU。

この理由は、製作時間の短縮です。エンコードの時間が何時間ってレベルから何分ってレベルにまで削減できますからね。映像のデータも僕がスキルアップすればするほどデータが重くなるので、エフェクトをどんどん足しても大丈夫なスペックだと安心です。

──今回のカスタムモデル、触ってみてどうでしたか?

ケイゴ :3Dレイヤーをガンガン足して使いましたが、それでも快適に動きましたね。After Effects上でフル画質の作業をしてても、プレビューがしっかりついてくる。PCにはあまり詳しい方ではないんですが、快適なPCだと感じました。

──そのPCに搭載されているIntel Core i9はXeonに遜色ないパワーがありますからね。実際の作業時は、いろんなソフトで並列して作業するのでしょうか?

ケイゴ :最近はBlender、CLIP STUDIO、Photoshop、After Effectsをいじることが多いですね。Photoshopで素材をいじってAfter Effectsで更新して。なのでアプリ切り替えも頻繁にしますが、その切り替えだけで重くなるマシンもあるので、今回の「SENSE∞」はそこも快適でした。

あと、ストレージがSSDなのもいいですね。いまの自分用PCは予算の都合でHDDなんですが、素材としてもらうことが多い実写の動画データのアクセス速度やデータ管理の面で時間がかかって、わずらわしさはありました。このPCのストレージはSSDなので、その点がかなり解消できてる。やっぱり動画はデータサイズが大きいので、映像制作として編集するならSSDからアクセスした方が良いですね

SENSE_INFINITY

──「SENSE∞」本体のデザインはいかがでしょう?

ケイゴ :僕はカッチカチのソリッドなデザインが好きなので、このフォルムはめちゃくちゃ好みですね。安定感もありますし、同時にシンプルでもある。なのに中身はめちゃくちゃハイスペックで、カッコいいですよね。

──今回、PCのほかにEIZOのモニター「ColorEdge CS2740も使ってもらいましたが、モニターの使い心地はいかがでしたか? 写真を楽しむ者としてはかなり憧れのプロダクトなのですが…!

ケイゴ :このモニターを見ているあいだじゅう感じてたことがあって、映像が全面から均等にぐゎっと押し出してくるんですよ。均一に発色してるのがわかるので、すごく見やすい。画面端もしっかりと見えてくるし、どこからどこを見てもキレイに表示されてるのがわかります。モニターを見ているというより、映っているものがそこに在る、という感じです。

keigo1110e

──今回ケイゴさんのお話を聞いて、今の作風に至った必然性や、強みのようなものを実感しました。世界観の話は、たとえば音楽にしろ映像にしろ、あらゆる創作に共通しそうなお話ですね。

ケイゴやっぱり色々なジャンルを渡り歩くことが大事だと思います。僕はとりあえず全部やってみたいタイプで、ダンスに関しても色んなジャンルを覚えたいし、イラストに関してもクリエイティブの一部でしか無いと感じています。そこにたどり着くにはのんびりしてる暇はあまりないので、とにかく何か始めたいし、辞めるのも早いです。

──ケイゴさん、かなり生き急ぐタイプなんですね。

ケイゴ :脳筋なんですよ(笑)。メモリが必要ならどーんと積むし、CPUが必要なら一番良いのを積む。でも、そうして培ってきたから今のアウトプットがあるし、逆に今も新しいことにチャレンジしていかないといけないと思っています。


さまざまなジャンルを渡り歩いたからこそ、ジャンルレスな表現に辿り着ける。ケイゴイノウエさんの無二の表現は、多彩な経験に裏打ちされたものだったんですね。そして、ジャンルレスな表現を可能にするには、どんなジャンルのクリエイティブにも対応できる相棒が必要。「SENSE∞」のスペックは、イラストとモーションの境界を溶かすケイゴさんのスタイルに、しっかりついていけるものでした。

5年後か10年後、あるいはもっと先の未来には、今の僕たちが想像すらしなかったアートや職業が存在するかもしれません。それこそ、10年前には仮想空間でのライブやオンラインでの会議が、SFの中だけだったように。

Source: SENSE∞

あわせて読みたい