専用フォトグラファーをどこにでも連れて行こう!
ギズモード読者のなかには写真やカメラ好きの人も多いはず。家族や友人と旅行やお出かけした時には、バッシバッシ撮っちゃいますよね。でも、全世界のカメラ好きにとって、あるあるな悩みがあります。それは「撮影してる自分が写真に映ってない問題」です…!

ある日、ギズモード編集部のメンバーで釣りに出かけました。「ハイ、チーズ」お天気もよく、絶好の釣り日和ですね〜。

撮影するのも楽しいけれど、撮影係になると集合写真に写れないどころか、肝心の釣りもできません。こういうこと、ありますよねぇ…。セルフタイマーや自撮りっぽく撮ることもできるけど、それだと一瞬のシャッターチャンスを捉えた感じがあまりなかったり。
そんなとき、キヤノンの最新テクノロジーが搭載された自動撮影カメラ「PowerShot PICK」を使えば、そんな悲劇は起こりません!
一眼でもミラーレスでもない、キヤノンの新機軸カメラ

キヤノンといえば一眼レフやコンデジなど、カメラメーカーの巨塔なイメージですよね。でも、この「PowerShot PICK」は見た目からして変わったカメラでしょ? 実は最近のキヤノンは、伝統的なカメラの文脈からは離れた斬新なカメラを開拓してるんです。

その第一弾となったのが、カラビナ型のカメラ「iNSPiC REC」の登場。カラビナのように吊り下げられるカメラで、液晶画面がないという割り切ったデザインでユーザーを驚かせました。

第二弾は手のひらサイズで最大800mmズーム、静止画も動画も撮れる「PowerShot ZOOM」で、望遠撮影の可能性に挑みました。
この流れを受けて登場したのが、今回の「PowerShot PICK」。レンズは自動で左右に340度、上下に110度移動し、最大4倍ズームに対応しています。このカメラでいったいどんな写真が撮れるのか、今回は2つのアクティビティシーンで検証してみました。
「PowerShot PICK」なら集合写真に自分も入れる!

釣り針にエサを付けたり釣れた魚を掴んだりと、釣りは両手がふさがるしカメラを構える暇があまりない忙しいアクティビティ。「PowerShot PICK」の自動撮影は、こんなシーンにピッタリです。

本体の電源を入れたらスマホアプリ「Connect app for Mini PTZ Cam」(iOS/Android)と接続。4人が画角に収まる位置にカメラを置いたら、本体の電源を入れるだけ。あとは僕たちが釣りをしている様子を、「PowerShot PICK」が自動で撮影してくれます。
左右回転は±170度、上下角度は110度、ズーム倍率は光学3倍+デジタル4倍ズーム。焦点距離はフルサイズ換算で19〜57mmと、かなり広角で撮ってくれます。目線の高さに近くなるようセッティングすると、いいカットが撮影しやすくなります。
カメラをセットして、釣りを再開すること数分後。お、当たりが来たようですよ。フィーッシュ!
鯉をタモですくい上げる瞬間を、「PowerShot PICK」が自動で動画撮影してくれていました。体が前後した時にカメラが自動で動いているのもわかりますね。カメラは自動で周囲を見渡して自動で被写体を認識するのですが、顔が正面に映ってないのにここまでしっかり撮れているのには驚きました。


ボイスコマンドによる遠隔シャッターにも対応しています。「ハローピック、写真撮って」と言えば、任意のタイミングで撮影することも。フィッシュ!の瞬間など今撮って欲しいな〜という時には便利な機能ですね。ほかにも動画の撮影、自動撮影のストップ、被写体の変更の合計4種類のボイスコマンドに対応しています。

カメラを構える暇がないアクティビティでは、「PowerShot PICK」を三脚などで設置して、あとは自動撮影に任せるスタイルが有効そう。いつも撮影係にまわりがちな人でも、これなら一緒に写真に入れますね〜。
バーベキューでご歓談の様子をパシャリ

お次はバーベキューで「PowerShot PICK」の自動撮影を試してみました。バーベキューもこれまた忙しいもので、肉を焼いたり肉を食べたり、カメラを触る暇がないアクティビティです。撮影係に回ると会話の輪に入れなくなるので、疎外感がハンパないですよね…。
そんな悩みも、「PowerShot PICK」なら解決です。本体がコンパクトなので、こうしてテーブルにポンと置くだけでセッティングできるのもラクで良いですね。

焼いた肉をドヤァと見せつける副編集長の金本。画角が広い広角レンズなので、グっと近づいてもしっかり被写体にピントが合っています(最短撮影距離は20〜30cm)。アプリを使えば手動で画角を変えたりズームを動かすことも可能ですよ。


写真を見返した時に当時のシーンが思い浮かぶような、いい写真が撮れました! 「PowerShot PICK」+フォトグラファーという、2カメ方式で行くのもおもしろそう。

ボイスコマンドを使えばキメ写真が、自動撮影を使えば自然体な様子が撮れて使い方が幅広いですね。ワイワイ話しながら和んでいる自然な表情も思い出ですし、意図しない写真ってのもおもしろいものです。そういう自然体って狙って撮るのが難しいから、「PowerShot PICK」で撮ってくれるのがありがたい。
撮影された写真を見返しながら、思い出を振り返る


「PowerShot PICK」でどんな写真が撮れたのかは、アプリから確認ができます。自動撮影では何枚もの写真を撮るのですが、ベストショットはスマホアプリ「Connect app for Mini PTZ Cam」が自動セレクトしてくれるので、写真を選ぶのもらくちんです。
実際に使ってみると、自動撮影は従来的なフォトグラファーによる撮影では表現しづらい分野を開拓できるなと感じました。いわば撮影者の意図が介在しないことで、とても自然な表情が残せる。自動であることは人が制御しづらいことでもありますが、そうした予想外な素敵な瞬間が撮れるのも楽しいし、ボイスコマンドやアプリを利用した手動撮影でいつも通りの写真も撮れますしね。

いつもの撮影、いつものアクティビティにプラスαで持っていけば、思いもよらない表情が残せるかもしれない。「PowerShot PICK」は「撮影者が写らない問題」を解決しつつ、写真そのものの可能性にも気づかせてくれるユニークなカメラでした。ハローピック、思い出をありがとう!
副編集長の金本による「PowerShot PICK」のレビュー動画もYouTubeで絶賛公開中!
Photo: 小原啓樹
撮影協力: 神楽坂カントリークラブ
Source: キヤノンマーケティングジャパン