2021年記憶に残った取材:もっと白物家電を深掘りしたい! オーブンレンジ座談会でわかったメーカーさんの熱い想い

  • author 三浦一紀
2021年記憶に残った取材:もっと白物家電を深掘りしたい! オーブンレンジ座談会でわかったメーカーさんの熱い想い
Photo: 三浦一紀

この企画は毎回おもしろいんですけどね。

編集部の佐々木から「今年、印象に残った取材について原稿書いてください。ほら、早く!」と依頼がありまして、どれにしようか悩んでいたのですが、一番目から鱗が落ちた取材が、ギズモード名物「メーカーさんいらっしゃい!」のオーブンレンジの回でした。

食材入れただけで料理ができちゃうなんて!

うちにも一応オーブンレンジあるんですが、僕が使うのはほとんど「冷凍したご飯の解凍」「コンビニ弁当の温め」。ごくたまに「食パンを焼く」くらい。凝った料理はしませんし、ほんとに「チンする」だけに使ってる感じです。

でも、東芝、シャープ、三菱電機、パナソニックと蒼々たるメーカーの方々のお話を聞いたあとは、オーブンレンジへの見方がかなり変わりました。だって、ボウルのなかに必要な食材と調味料ぶちこんでボタン押すだけでパスタや唐揚げが出来上がったり、2種類の料理を同時に作ったりできるんです! それもおいしく!!

これにはかなり驚きました。コンビニ弁当温めてる場合じゃないな。なんか作らなきゃと思いましたよ。まあ、高機能なオーブンレンジ持ってないんですけど…。まずは買うところから始めないと。

オーブンレンジの抱えている問題

この取材が終わった後、周りにいる友だちなどにオーブンレンジについて聞いてみたんですが、「え? そんなことできるの?」という反応がほとんど。つまり、オーブンレンジでいろいろな調理ができることはうっすらわかっているものの、みんなコンビニ弁当の温めや冷凍ご飯の解凍くらいにしか使ってないんです。

これはもったいない。ちょうど引っ越しをした友だちがいたので、オーブンレンジ買うの?と聞いてみたんですが、「買うけど、レンジ機能だけのやつにする、安いし」という返事。オーブンレンジを買っても、オーブンの機能はほとんど使わないからレンジだけでいいやという感じでした。

「オーブンレンジの機能を利用者が理解していない」ことについては、各メーカーさんも認識しているようで、これからはいかにオーブンレンジで簡単に料理ができるか、それを訴求していかなくてはと口々におっしゃっていました。

また、印象に残っているのが「我々の推しポイントと利用する方のニーズがマッチしていないのでは」というところ。各メーカーのオーブンレンジはIoTに力を入れていますが、そもそも利用者はそこに興味がない様子。今後は、その溝をいかに埋めていくか、そしてオーブンレンジのポテンシャルをどのように普及していくか。製品のブラッシュアップと同時に、認知活動も重要なんだなと感じました。

もっと白物家電扱っていきたいなー

僕は元々家電系の雑誌などで原稿を書いていたので、白物家電も好きなんですけど、ギズモードではあまり扱わないジャンル。炊飯器やオーブンレンジ、掃除機くらいならレビューできるんですが、洗濯機や冷蔵庫、エアコンはレビューするのが難しいんですよね。大きいし、そもそも取り寄せてレビューするのが困難なんで。

今回のこの取材をしてから、白物家電を扱うメーカーさんが抱えているジレンマとか熱い想いをものすごく感じることができたので、ただ製品をレビューするのではなく、ギズモードらしくもっと深いところを記事にできたらいいなと思いました。簡単に言えば、「作っている人が見える記事」ってところでしょうか。

来年はどんな取材ができるかな。

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