ピッタリ、隙間なし。
ギズモード編集部にやってきた折りたたみスマホの新製品「OPPO Find N 5G」。ちょっと触った感じはかなりいい感じだったんですが、じっくり見てみると、かなり精巧に作り込まれているのがわかります。
その最たる部分が、ヒンジ。折りたたみスマホはパカッと折りたためるのが最大の特徴ですが、過去の折りたたみスマホはこのヒンジ部分にちょっと不満が残るものが多かったように思います。
たとえば、折りたたんだときにちょっと隙間ができてしまったり、ディスプレイの折り目部分が目立って気になってしまったり…。気にしなければいいんですが、一度気になり出すと止まらなくなってしまいます。
ヒンジピッタリ! 隙間なし!

OPPO Find N 5Gを折りたたんで見たとき、ちょっとビックリしました。隙間がほとんどないんですよ! これを見たとき、OPPOが折りたたみスマホに本気なんだなって思いました。
資料によると、ヒンジ部分には136個の部品を使い、0.01mm単位の極めて高い精度で組み立てているそう。隙間がないことに加え、動作もスムーズ。高級感さえ感じます。

ヒンジ部分をよく見てみると、ちょっと空間があります。形で言えば雫型のような感じ。実は、これがピッタリ閉じる秘密なんです。
ピッタリヒンジの秘密

ヒンジ部分に空間があるとピッタリ閉じなさそうというイメージがありますが、実は逆。コピー用紙で再現してみるとわかりますが、ヒンジの空間部分があることで、直線部分がピッタリと揃うんです。

一方、ヒンジ部分に空間がない(もしくは狭い)場合は、このようにヒンジ近くの部分がピッタリとくっつきません。これまでの折りたたみスマホがピッタリと閉じないのは、ヒンジ部分の設計が直線的だからなんですね。
うーん、かなり考えられてますね。すごい。
ディスプレイの折り目部分も気にならない
Galaxy Z Fold3 5Gを触ったときに感じたのですが、ディスプレイの折りたたみの部分の凹凸が目立つんですよね。見た目にもわかりますし、触った感じも明らかに指先に凹凸が伝わってきます。まあ、こんなもんなのかなと思っていたのですが、OPPO Find N 5Gのディスプレイを見ると、ここまで滑らかにできるんだなって思いました。

よーく見れば折り目の部分はわかりますけど、パッと見た感じはほとんど見えません。指で触ってみても段差などはそれほど感じないんですよね。これ、かなり高精度に作り込まれている証拠なんじゃないでしょうか。136個の部品を0.01mm単位で組み込んでいるというのは伊達じゃないようです。

折りたたんだ状態で画像や地図などをスクロールしてみると、なんだかスタジアムの横長のビジョンみたいでなんか楽しいですね。左右のディスプレイの境目が滑らかなのがわかると思います。


OPPO Find N 5Gのこの作り込みようを見ていると、これからは折りたたみスマホの時代が本格的に到来するんじゃないか。そんなことを感じました。
Photo: 三浦一紀
Source: OPPO