ひそかに流行中の有線イヤホンおすすめ3選。選び方のポイントも紹介します

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  • author Lauren Dragan -Wirecutter-
  • [原文]
  • R.Mitsubori
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ひそかに流行中の有線イヤホンおすすめ3選。選び方のポイントも紹介します
Photo: Kyle Fitzgerald

私も有線愛用派です。

アクティブノイキャンや睡眠用ホワイトノイズなど、高機能のワイヤレスイヤホンが人気を博すなか、有線イヤホンへの回帰がもう1つのトレンドになっています。ペアリングも充電も不要ですし、文字どおり紐がついているので紛失する心配も少ないので、思いついた時に手軽に使えるシンプルさが人気の要因に。今回は数々のイヤホンをテストしてきたWirecutterが有線ならではの魅力と、おすすめ製品をご紹介します!


2016年、iPhoneからイヤホンジャックが消えました。正直、愕然としたのを覚えています。かといって、別にワイヤレスイヤホンに不満があるわけではないです。ジョギング中でも、家事や仕事をしているときでも自由に音楽を楽しめるのは、ワイヤレスならではの解放感ですから。

だけど、有線も大好きなんです。音源によって3.5mmとLightningを使い分けたり、変換アダプタを使わなきゃならないのは軽くイラっとしますけど。

私のような人が意外と多いようで、いま有線のイヤホンがまた熱いんです。充電不要で価格の割に音も良く環境に優しく長持ちします。いいことづくめですよね。セットアップが不要なインライン指向性マイクを愛用するTikTokのクリエイターも多いですし、若者向けメディアで取り上げられたり、耳からケーブルを下げていると「私、自分の世界に入ってます」という感じがするなんて言われたり、「一周回ったかっこよさ」を醸し出している有線イヤホン。「はやりには流されないぞ」というこだわりを見せつつ、実はリーズナブルなオプションでもあるわけで、なかなかレアなトレンドです。

ただ、「機能が限られるぶん、何を基準に選んだらいいかわからない」という声も。でも大丈夫。これまでたくさんのヘッドホンをテストしてきた私がついています。たとえ時代やトレンドが移っても、本当にいいものは変わりません。ということで、ここからは本当に素晴らしいイヤホンとその選び方をご案内します。

有線イヤホンの選び方

・フィット感

まず大事な要素はなんといってもフィット感。実はこれが音にも大きく影響します。Wirecutterのテストでは複数サイズのチップが付属している製品、というのを1つの基準にしているのでたいていの人は自分に合ったサイズに出会えますが、現実には万人にフィットするイヤホンなどありません。もし付属のチップが耳に合わなければ、新しいイヤホンを買う前に交換用チップを試してみてください。自分の耳に合った素材や形状のチップに換えることで、劇的な変化があるかもしれません。

・必要十分なリモコン

もし通話や動画撮影など、いろんな場面で日常使いしたいなら、少なくともボタン1個とマイクを備えたリモコンはあったほうが◎。今回おすすめする商品はマイクも優秀で、声が割れたりこもったりブレたり、ということはありません。ちなみに、動画撮影でイヤホンマイクを使う際は、顔とマイクとの距離を15cmほどあけるのをお忘れなく。そうすることで声がこもったりゆがんだり、またポップノイズ(“b“や“p“といった破裂音による雑音)を避けつつ、背景ノイズを軽減することができます。

・イヤホンの命、音質

そして何より、イヤホンは音質が命です! イヤホンはつまり、音楽や音声を楽しむためのもの。ベースがリードギターより大きくなってはいけませんし、ボーカルの子音が耳を刺すなんてことあってはいけません。ベース音はピッチや調子が大切で、ただ「ズンズン」と単調に鳴るだけではダメ。小刻みなビートも音がひと続きに混ざってはいけないのです。

・メーカーの信頼性とアフターサービス

上質なイヤホンは年単位で愛用したいですから、メーカーもまた信頼できる会社であるべきです。何も問題なく使えればいいのですが、トラブルがあった場合、カスタマーサービスはニーズにしっかり対応してくれなければ困ります。

・汎用性

iPhoneやiPadで使うならLightningケーブルのイヤホンが便利ですが、それだとほかの音源では機能してくれません。3.5 mmからLightningへの変換アダプタはあるのですが(充電してくれるものも)、Lightningから3.5mmへの入力アダプタは見かけません。つまり、デバイスに特化したイヤホンは使いにくいということです。最も汎用的なコネクタは3.5mmで、その次がUSB-Cです。ちなみに私は3.5 mmのイヤホンを使用し、必要に応じてアダプタを接続し、使わない時は耳栓と一緒にキーホルダーにつけたピルケースにしまっています。

有線イヤホン(メーカーは“インサイドホン”と呼んでいます)も素晴らしい機種がたくさんあり、本当に極めようと思ったら高機能製品を購入すべきですが、とりあえず最初の1点としては、自分のライフスタイルに合ったお手頃価格のものをおすすめします。

パナソニックRP-TCMシリーズ

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Image: Wirecutter

最高のリーズナブルなイヤホン。RP-TCMシリーズは、手ごろな価格と優秀サウンドを両立。シングルボタンリモコンとマイクが付属しています。


できるだけリーズナブルに上質なサウンドを手に入れたいなら、パナソニックRP-TCMが断然おすすめ。エアリーでメローな高音と、存在感はありつつ主張しすぎない低音のバランスが最高です。あらゆる周波数が見事に調和し、アコースティックギターからヒップホップ、そしてロックミュージックまで、どんな音でも分け隔てなく響かせてくれます。これって、30ドル(約3,450円)未満の価格ではかなりレアです。

この製品では「被写界深度(音が“平らな壁”ではなく、空間のあちこちから発せられる感覚)」やマーシャルModeのような低音品質は味わえませんが、コスパは十分。ケーブルにシングルボタンのリモコン/マイクを搭載するオプションもあり、カラーバリエも豊富です。

マーシャルMode

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Image: Wirecutter

リモコンとマイクが進化。マーシャルModeのイヤホンはリッチでバランスの取れた素晴らしいサウンドを楽しめます。フィット感も抜群で快適。ボタン1つのユニバーサルリモコンが付いています。

マーシャルMode滑らかなサウンドプロフィールを持ち、どんなスタイルの音楽にも対応してくれます。中でも得意分野はロックとポップス。低音はやや強めですが、不快な「ドスン」感やボヤけた印象はありません。高音もクリアですが、100ドル(約1万1500円)未満のイヤホンにありがちな耳に刺さるキンキン音はなし。イヤホン本体も快適なスリム設計で、耳からはみ出したりぶら下がったりもしません。ケーブルにはシングルボタンのユニバーサルリモコンがついているので、再生やデジタルアシスタントのアクティブ化といった操作が可能。独立型のマイクはケーブルの高い位置にあるため、話すときに口に当てる必要はありません。

Strauss & Wagner EM205

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Image: Wirecutter

音量調節できるリモコンつき。EM205は音量調節ボタン、優れたサウンド、USB-Cケーブル付きのオプションを備えたお手頃価格のイヤホン。


3ボタンのリモコンとマイクを備えたお手頃価格の有線イヤホンをお探しの方はStrauss&Wagner EM205に注目してみてください。パナソニック製品よりはお高めですが、トラック操作や音量調節機能はヘッドホンジャックを持つほとんどのデバイスで機能します。サウンドやマイク品質はパナソニックと同等ですが、やや低音のブーストと高音が強めなぶん、弦楽器に若干金属的なエッジを感じ、ピアノの鍵盤が降りる音も聞こえます。

音は非常に良いですが、パナソニックのコスパを考えると余分なお金を費やすほどの違いはなさそう。3.5 mmジャックではなくUSB-Cコネクタを搭載した製品もありますが、さらに10ドル(約1,100円)高くなります。

ちなみにStrauss&Wagnerは新しい会社で、カスタマーサービスの実績がありません。ただ50ドル未満のイヤホンにそこまで求める人は多くないかもしれません。日本ではまだ手に入りにくい商品なので、興味のある方は同社のサイト(英語)をチェックしてみてください。

※価格など表示内容は執筆現在のものです。変更の可能性もありますので、販売ページをご確認ください。

©2021 WIRECUTTER, INC. A NEW YORK TIMES COMPANY.