宇宙に存在するブラックホールの数、1000兆の4万倍個もあるらしい!

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  • author Isaac Schultz - Gizmodo US
  • [原文]
  • 湯木進悟
宇宙に存在するブラックホールの数、1000兆の4万倍個もあるらしい!
Illustration: Sophia Dagnello, NRAO/AUI/NSF

4000京ですよ!

宇宙には未知の世界が広がっています。まだまだ新発見の連続。このほどイタリアのトリエステにあるSISSAの天体物理学者たちの研究チームは、天体物理学ジャーナルの「Astrophysical Journal Letters」に、恒星質量ブラックホールに関する最新論文を発表しました。900億光年の距離に広がる物質宇宙のなかで、恒星の誕生から超新星爆発にいたる過程などを演算し、銀河系に散在する恒星のサイズごとにデータを算定。太陽の質量の数百倍以下の恒星質量ブラックホールは、いったいどれほどの数が存在しているかの計算に成功したとされていますね。

同発表によれば、宇宙に存在する恒星質量ブラックホールの数は、1000兆の4万倍になる4000京個。これは宇宙の物質の1%ほどは、ブラックホールに飲み込まれてしまっているという状態になるそうです。なお、これには銀河の中心に存在しているとされる超巨大質量ブラックホールは含まれていません。SISSAの天体物理学者たちは、あくまでも計算過程は、超巨大質量ブラックホールの謎に迫る第一歩でしかなく、さらに研究は続いていくことを示唆しています。

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Illustration: Wikimedia Commons

ブラックホールといえば、ほんの数年前までは、理論的に存在しているのみで、その実像はつかめていませんでした。しかしながら、近年の観測によって、少しずつブラックホールの解明されつつあります。とはいえ、科学者の間では、恒星質量ブラックホールにさえ達しない規模の、もっともっと小さな原始ブラックホールの存在を指摘する声もあり、それが未知の太陽系第9惑星となる「Planet Nine」だと提唱する説も…。ブラックホールから暗黒物質の謎が明らかになったなら、それはさらなる大発見へとつながっていってと、いろいろ夢は膨らみますよね。

Source: Astrophysical Journal Letters

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