その使い道とは?
世間はPSVR2で盛り上がっていますが、こちらも忘れてはいけません。Apple(アップル)からの投入が噂されるAR/VRヘッドセットにて、3枚のディスプレイが搭載されるとの興味深いレポートが登場しています。
個人的にもGoogle CardboardやPSVRなどいくつかVRヘッドセットを使ったことがあるのですが、もちろんそれらは2枚しかディスプレイを搭載していませんでした。すると、ディスプレイの周囲の黒くてなにもない空間が、どうしても気になってしまうんですよね。今回報告されている技術は、そんな問題を解決してくれるかもしれません。
ディスプレイ業界向けのレポートを掲載しているDisplay Supply Chainによると、アップルのAR/VRヘッドセットではVRモードとパススルーARモードが利用できるとのこと。さらに、2枚のマイクロ有機ELディスプレイと1枚の有機ELディスプレイをあわせた「トリプルディスプレイ」構成になるそうです。
このうち2枚のマイクロ有機ELディスプレイは1.4インチ/4K解像度でソニーが提供し、通常の左右の視野を提供します。そしてもう1枚の有機ELディスプレイは、低解像度な周辺視野を確保するために利用されるそうなんです。なんだか、PSVR2の「フォービエイテッド・レンダリング」にちょっと似た発想…なのかもしれませんね。
PSVR2の発売日はまだ明らかになっていませんが、アップルのAR/VRヘッドセットは年内に発売されるかもしれません。今年こそ、今年こそ、何度も実現が叶わなかったVR(を含むXR)元年となってほしいものです。
Source: Display Supply Chain via 9to5Mac