8K動画の伝道師。
キヤノンの映像制作機器部門、CINEMA EOS SYSTEMの新製品として「EOS R5 C」が発表されました。「EOS R5」の動画つよつよ特化版です。そして、それこそユーザーが求めていたもの。
いよいよ身近になる8K撮影
有効画素数は約4500万画素、映像エンジンはDIGIC X、重量は680g。8K30pのRAW撮影や、外部電源供給による8K60pのRAW撮影が可能です。オーバーサンプリングによるノンクロップ4K10bit 4:2:2撮影にも対応。


もはや物騒と呼べるほど主張が強くなった排熱スロットは、冷却への信頼の証。なんと、8K60pの無制限記録ができるようになりました! 独自フォーマットのCinema RAW Lightならば8K動画の内部記録も可能で、外部バッテリーと「EOS R5 C」だけで8K撮影も可能です。

ただし、IBISは非搭載。電子手ブレ補正+レンズ内手ブレ補正を組み合わせての1.1倍クロップ撮影は可能ですが、手持ち撮影派にはやや厳しいか。本気で撮るならジンバルか三脚ありきかなぁ。あ、もちろんスチルも撮れるのでご安心を。
意外とお手頃

発売日は2022年3月上旬予定。価格はDigital Photography Reviewによると4,499ドル(約51万4000円)と、「EOS R5」と比べてもそこまでジャンプアップしてません。8K目的で「EOS R5」を使っていた人は、IBISを失っても良いなら買い換えると幸せになれるかもしれない。
いよいよ2022年はデジカメ8K元年となるか。例の180度VR撮影レンズも活かせるかも?
Source: Canon, Digital Photography Review