右を向いたウサギに見える?
2021年12月、中国の月面探査機「玉兔2号」が、月の裏側に謎の四角い「神秘小屋」を発見しました。遠くにあったのでハッキリ見えず、人々の好奇心が駆り立てられたのは記憶に新しいところです。
意外と早く着いた
あれから「玉兔2号」は2~3カ月かけて、「神秘小屋」に到達する計算だったのですが…思ったより早く辿り着き、その姿が判明! すると前回ジャーナリストが指摘したように、やっぱり岩石だったのでした。
ということで、「神秘小屋」の10mほど手前で撮ったパノラマ写真がこちら。

ウサギはニンジンを食べていた
遠目にはパリの凱旋門くらいのサイズかと思いきや、意外と小さかったのだとか。ですが面白いことに、ウサギの名を冠した探査機が見つけたのは、伝統的な翡翠を彫ったウサギ型(に見えなくもない)の岩石。餅つきはしていませんでしたが、クレーターの縁にあるニンジンを食べ、しかもコロっと排泄しているように見えるため、クルーたちは思わずほっこりしてしまったようです。
また、この岩石に到達するため、担当者は昼夜を問わず10時間連続で運転を試み、「玉兔2号」の走行距離が1,000mに達したのだそうです。
Oh, this is amazing. Close to tears. Ourspace has published an update on the "mystery hut" and it's so underwhelming it's brilliant. It's just a small rock on a crater rim that they're now calling "jade rabbit" for its appearance. Source: https://t.co/frrMKH7RWMhttps://t.co/GFCIRzqmDupic.twitter.com/jpDLDS8TZu
— Andrew Jones (@AJ_FI) January 7, 2022
今年が兎年だったらもっと縁起が良かったのでしょうけども、とりあえず「月にはウサギがいる」という伝承は半分正解だったのが分かったワケですね。宇宙には神秘がいっぱいです。