地味だけど嬉しいアプデ。
Adobe Premiere Proのアップデートが発表されました。マイナーアップデートですが、目玉は音声テキスト変換の高速化です。
オフラインで処理する形に→スピードもアップ
動画内にパッと字幕をつけられる超便利機能ですが、これがオフラインで利用可能になりました。今まではクラウドを介して音声文字変換をしていたので、ちょっと時間が必要でした。これからは、新しく登場した「言語パック」(13ヶ国語対応)をダウンロードすれば、ネット接続がなくてもすぐにテキスト変換機能が使えるようになります。Adobeによると、精度は今までのものと同程度とのこと。

このように、オフラインでも利用できるようになったため高速化が実現したわけですが、さらにIntel Core i9とAppleのM1システムを使えば3倍速くテキスト変換ができるそうです。最近のAdobeのアプデはM1についての言及ばかりな印象だったので、Intel Core i9もフィーチャーされているのはなかなかアツい気がします。
Adobeによると(モノによりますが)40秒の動画であれば、10秒ほどで音声のテキスト化ができます。この機能がリリースされた当初は、動画の長さに対して3倍ぐらいの時間がかかっていたので感慨深い…。
また、各コメントの秒数が記載されたテキストファイルのダウンロードも可能になりました。これは、普通にインタビューや会議の書き起こしでも使えそうですね。地味に便利…!

高速化は、音声のテキスト変換だけにとどまりません。ミニワイプとブロックディゾルブの高速化にも対応しました。これらのエフェクトを使った時に、書き出し速度が大幅にアップ。
AdobeによるとPremiere Proで使える70%のエフェクトが高速化に対応しているらしいですよ。上はIntel Core i7+Iris Xeを使った場合の書き出し時間のグラフですが、これを見ると超短縮してますね…!? めちゃくちゃストレスが減りそうな予感しかないわ。
Source : Adobe