14インチ超えの巨大タブレット・Galaxy Tab S8 UltraはiPad Proのライバル

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  • author Phillip Tracy - Gizmodo US
  • [原文]
  • 塚本直樹
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14インチ超えの巨大タブレット・Galaxy Tab S8 UltraはiPad Proのライバル
Image: Florence Ion/Gizmodo
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このサイズ感、未体験。

Samsung(サムスン)から新たなフラッグシップタブレット「Galaxy Tab S8シリーズ」が登場しました。他モデルよりも大きく、パワフルで、価格も高いGalaxy Tab S8 Ultra。このプレミアムタブレットはノートPCの代替品として位置付けられており、その高額さからApple(アップル)の「iPad Pro」の直接のライバルとなります。

またサムスンのイベント「Galaxy Unpacked」では、Galaxy Tab S8 Ultraだけでなく「Galaxy Tab S8」と「Galaxy Tab S8+」が発表されました。Galaxy Tab S8+は多くの意味でUltraの小型版であり、Galaxy Tab S8は豪華な機能を搭載せず価格を抑えた「iPad Air」の対抗馬のような存在です。

サムスンが「Galaxy Unpacked」で発表したものすべて

Samsung(サムスン)はGalaxy Unpackedイベントにて、3機種のフラッグシップスマートフォンと3機種のタブレットを一気に発表しました。

https://www.gizmodo.jp/2022/02/every-samsung-announcement-galaxy-unpacked-feb-2022.html

これらの新製品、特にGalaxy Tab S8 Ultraでは、最先端のハードウェアとDeXアプリによりタブレットの限界を打ち破ることができるかどうかという、大胆な賭けがおこなわれています。

Galaxy Tab S8 UltraはノートPCにとってかわる、iPad Proのライバル

Galaxy Tab S8 Ultraでまず目を引くのが、14.6インチ/2960 x 1848ドット、リフレッシュレート120HzのSuper AMOLEDディスプレイです。

このパネルスペックはGalaxy Tab S7+(今回はS8+)でも見たことがありますが、サイズはだいぶ大型化しています。下画像のようにGalaxy Tab S8 Ultraは他のモデルよりもかなり大きく、12.9インチのiPad Proよりも広い表示領域を確保しています。

Florence Ion/Gizmodo

Galaxy Tab S8 Ultraのサイズは12.9 x 8.2 x 0.22インチ、重さは1.6ポンド(約0.7kg)と、タブレットとしてはかなり大柄です。持ち運ぶのはつらいかもしれませんが、美しい大画面ディスプレイは映画鑑賞などに最適でしょう。iPad Proに搭載されているmini LEDディスプレイとどちらが美しいのか、比較してみたいものです。

サムスンが画面を大きくした理由は、動画の没入感を高め、マルチタスクを改善するためです。またディスプレイを大きくするだけでなく、ベゼル幅を6.3mmに抑えることで、Galaxy Tab S8 Ultraでは本体対画面の面積比率が最も高くなっています。ただしこのスリムなフレームのおかげで、画面上部にノッチが搭載されることになりました。Apple(アップル)をさんざん揶揄してきたサムスンにとっては、なんとも皮肉なことです。

Florence Ion/Gizmodo

サムスンの社長兼MX事業部長であるTM Roh氏によれば、「動画への依存が高まる中で、タブレットの最も魅力的な機能は大画面と携帯性となりました。私たちは長年にわたるモバイル体験をもとにGalaxy Tab S8シリーズを改良し、Galaxy Tab S8 Ultraにてタブレットの可能性の限界を広げました」と述べています。

Galaxy Tab S8 Ultraはグラファイトカラーのみが展開されます。外装には「アーマー・アルミニウム」を採用しているので、耐久性にも優れているはずです。この合金はサムスンの折りたたみスマートフォンでも採用されているもので、Galaxy Tab S8 Ultraの耐傷特性を30%、曲がりにくさを40%も向上させているとのこと。

Florence Ion/Gizmodo

嬉しいことに、Galaxy Tab S8 Ultraではマグネット式のスタイラス収納が復活しました。涙型のマグネットがSペンを固定してくれるので、使用後にSペンをどこかに紛失しなくてすみます。またSペンでは「予測アルゴリズム」が追加され、レイテンシは2.8ミリ秒に短縮されました。短時間のハンズオンでもペンの反応は良く、細身の形状の持ちやすさが印象的だったそう。サムスンがうたう「紙の上でペンを滑らせる」といううたい文句が本物なのか、よりテストが必要でしょう。

スペック関連では、Galaxy Tab S8 Ultraは4nm製造の8コアプロセッサー(おそらくクアルコムのSnapdragon 8 Gen 1)を搭載し、16GBのRAMと最大512GBのSSDが組み合わされています。写真や動画を保存するためにさらに容量が必要な場合は、microSDカードでストレージを1TBまで拡張できます。

Florence Ion/Gizmodo

Galaxy Tab S8 Ultraでは背面に1300万画素の標準カメラと600万画素の超広角カメラ、前面に1200万画素(広角と超広角)のデュアルカメラが搭載されています。またサムスンの新しい「オートフレーミング技術」はiPad Proの「センターステージ機能」のように、自動でフレーム位置を調整し、ズームインやズームアウトまでおこなってくれます。

サムスンは具体的なバッテリー駆動時間を明らかにしていませんが、Galaxy Tab S8シリーズでは長時間のビデオ再生に対応する「オールデイ・バッテリー」を搭載しています。充電スペックとしては、Galaxy Tab S8 Ultraの1万1200mAhバッテリーは90分で0%から100%になるとのこと。Galaxy Tab S8+の1万90mAhバッテリーとGalaxy Tab S8の8000mAhのバッテリーは、45Wの急速充電によりわずか80分で充電できます。またUSB-Cケーブルを接続すると、Galaxy Tab S8タブレットはGalaxyスマートフォンのポータブル充電器としても機能します。

Florence Ion/Gizmodo

Galaxy Tab S8 Ultraのために特別に開発されたキーボードも魅力的です。「Book Cover Keyboard」と呼ばれるこのキーボードは幅広キー、バックライト、カスタマイズ可能なショートカット設定、ガラス製のタッチパッド、調整可能なスタンドなど、タブレットをノートPCに変身させるのに必要なすべての機能を備えています。

スタンダードなGalaxy Tab S8とGalaxy Tab S8+

Galaxy Tab S8+はGalaxy Tab S8 Ultraとエントリーモデルの機能をあわせた、まさに中間的なモデルです。

本体には12.4インチ/2800 x 1752ドットのSuper AMOLEDディスプレイを搭載。一方、スタンダードなGalaxy Tab S8は最も小さい11インチ/2560 x 1600ドットディスプレイで、これはコントラストや黒レベルが低い標準的なLTPS TFTパネルです。またGalaxy Tab S8 UltraとGalaxy Tab S8+はディスプレイ下に指紋センサーを搭載していますが、標準モデルは本体サイドに物理的な指紋センサーを搭載しています。

Florence Ion/Gizmodo

Galaxy Tab S8とGalaxy Tab S8+は8GBのRAMと256GBのストレージを搭載。しかし1TBのSDカードを使用すれば、Ultraに匹敵するストレージが利用できます。もうひとつの違いはカメラで、3機種のタブレットはすべて同じデュアルカメラを搭載していますが、Galaxy Tab S8 Ultraだけは1200万画素のウルトラワイドセルフィーカメラを採用しています。

Galaxy Tab S8+の「ノートビューカバー(Note View Cover)」は、タブレットを保護しながらSペンで書くことができる透明なカバーです。またGalaxy Tab S8には、自分の好きな向きで持つことができる「ストラップカバー(Strap Cover)」という、独自のアクセサリーが用意されています。

Florence Ion/Gizmodo

標準モデルのタブレットのメリットは、グラファイト、シルバー、ピンクゴールドの3色から選択できることです。少なくとも、Galaxy Tab S8 Ultraとは異なり選択肢が用意されています。

また3モデルでは、AKGがチューニングしたクアッドスピーカーと急速充電機能、Wi-Fi 6Eおよび5G接続(一部市場にて)、3つのノイズキャンセリングマイク、Sペンのサポート(スタイラスは同梱!)、顔認証機能、メタルシャーシなどが共通しています。

DeXとGalaxyのエコシステム

Androidは長い間「タブレットには向いていない」と批判されてきましたが、サムスンはDeXAndroid 12L、そしてGalaxyエコシステムにより状況を変えようとしています。

Florence Ion/Gizmodo

DeXを有効にすると、AndroidがChrome OSやWindowsのような伝統的なデスクトップインターフェースに変わります。またマルチタスク機能が強化され、3つのウィンドウを4つのレイアウトで表示できるようになったほか、タブレットを縦に置いたときにもDeXモードが機能するようになりました。特に期待されている機能の一つは、これらのタブレットを外付けのタッチスクリーンモニターとして利用できることです。

Galaxy Tab S8シリーズは、Android 12とサムスンのスキン「One UI Tab 4」を搭載して出荷されますが、その後にはAndroid 12Lへのアップデートが控えています。大型ディスプレイに最適化されたこの新OSではユーザーインターフェースが刷新され、マルチタスク機能やアプリの互換性が向上する新機能が追加されます。Android 12Lは今年の第1四半期末(3月頃)までに登場する予定です。

またサムスンは4世代のAndroid OSアップグレードと5年間のセキュリティアップデートを約束しており、これはGoogle(グーグル)のPixel 6スマートフォンよりもさらに長期間となっています。

Florence Ion/Gizmodo

もちろんGalaxy Tab S8シリーズは、サムスンのGalaxyスマートフォンやノートPCと上手に連携します。タブレットでメモした内容をスマホで表示したり、クイックシェアを使って写真や動画、ファイルをデバイス間で転送したりできるのです。またGalaxy Tab S8シリーズはオートスイッチに対応しているので、Galaxy Budsをタブレットに接続すると、自動的にGalaxy S22シリーズともペアリングされます。Samsung Healthもタブレットに初めて搭載され、ビデオ編集アプリのLumaFusion、お絵かき用のClip Studio Paint、ビデオ通話用のGoogle Duoなど、さまざまなプログラムとの連携がアピールされています。

価格と予約情報

Galaxy Tab S8 Ultraは2月9日より予約受付が開始され、価格は1099ドル(約13万円)となっています。Galaxy Tab S8とGalaxy Tab S8+も同日に予約が開始され、価格はそれぞれ699ドル(約8万1000円)、899ドル(約10万円)からとなっています。

なおサムスンのウェブサイトで標準モデルを予約するとスリムブックカバーが、Galaxy Tab S8 Ultraを予約するとBacklit Book Cover Keyboardが無料で提供されます。

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